4月の涙

内戦下フィンランドのロミオとジュリエット

日本ではあまり知られていない、'17年のフィンランド独立後に起こった内戦を背景に、敵同士として出会った男女に芽生えた、極限状態の中での強く切ない愛を描く。脱出を図る女性兵のリーダーと、彼女を捕えるも正義感で守ろうとするドイツ兵のたどる運命を描く。'09年フィンランド・アカデミー賞で撮影賞を受賞した美しい映像にも魅了される。

'18年、フィンランド内戦。富裕階級の右派白衛軍は、労働階級左派赤衛軍の残党である女性兵を追い詰めていた。ドイツ兵アーロは、脱出を図ろうとする女性兵のリーダー、ミーナを捕え裁判に向かう。だが途中で非難した孤島で、ふたりにある感情が芽生え始め……。

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