アヒルの子

自ら家族を壊す決意をした女性の姿

幼い頃の経験から生きる希望を失った女性が、家族を破壊することを決意し、自分の存在意義を模索する姿を描いたドキュメンタリー。『ゆきてゆきて、神軍』の原一男監督が製作総指揮を務め、日本映画学校の卒業制作作品として、小野さやか監督が自らの姿を捉えている。すべてをさらけ出し傷つくことで、初めて見えてくる心の形をリアルに実感出来る。

東京でひとり暮らしをするさやかは、自分の存在意義を見失い苦しんでいた。彼女は5歳の時に、ある施設に1年間預けられたことで、家族から“捨てられた”と思い、その後の人生を“いい子”として演じてきた。だが、そのことが自分自身を苦しめていると感し……。

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