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アンソニー・リスター&ブライアン・レオ 二人展 "Rude Words"

20/2/7(金)~20/2/22(土)

MEGUMI OGITA GALLERY

アンソニー・リスター / Anthony Lister “SOMEWHERE BETWEEN PERFECT AND GONE TOO FAR #1” 2020, 51 x 41cm, oil on Board

アンソニー・リスターはオーストラリア、ブリスベン生まれの画家であり、ハイカルチャーとローカルチャーのイメージを混ぜ合わせた作風で知られている。彼は今日最も技術的に優れ、また敬愛されている現代作家の一人である。物語においても静物画においても、彼の作品は同世代の多くの鑑賞者の心を掴み、作品の中のイメージもその実力をはっきりと示している。妥協することの無い彼の作品は、ストリートと、通常は一流作家の為に用意されている正式なギャラリーとの間で、長らく橋渡し役を担ってきた。
リスターはニュージーランド出身の巨匠、マックス・ギンブレットの生徒として最初に名前が挙がる作家である。彼は20代初めに大学を卒業後、ニューヨークのスタジオでギンブレットに学んだ。彼の作品と情熱的な作家としての彼の独自性は、100冊以上の世界中の出版物の中で特集され、ネットフリックスの受賞歴がある記録映画「アンソニー・リスター: アーティストの光と影」も制作された。彼は10代で地元のストリートアート開拓の一端を担い、今やオーストラリアで一流のストリートアーティストと認知されている。走り書き風で比喩的、そして一見してそれと分かる彼の作品には、木炭、アクリル絵具、スプレーや油絵具等が用いられる。「ペインティングの最初のルールは、全ての人の役割を取り払うことです。」と彼は語っている。「私は作家であると同時に鑑賞者でもあるため、私の作品の鑑賞者達を軽んじることはありません。彼らは作品を通して全てを知っているし、私もまた彼らの視点を持って制作しています。」私たちは鑑賞を通して、彼の作品が実生活に根差していることを体験できるだろう。
ブライアン・レオはニューヨークを拠点に制作を続けている。彼は1999年、ラトガース大学メイソン・グロス芸術学校を修了し、メグミオギタギャラリーでの過去の展示を筆頭に、セネガルなどの海外、またシアトルやサンフランシスコ等アメリカ全土でも、個展やグループ展を幅広く行ってきた。レオは小さなペインティングを、時には床から天井まで広がる程大規模に設置する手法で知られている。彼の作品の基になるのは自身の帰属意識、現在の出来事、ポップカルチャー、社会問題など多岐に渡り、それらを漫画的な形式とイメージで鮮やかな作品に仕上げる。
各作家はそれぞれの手法で、私たちの生活と、マスコミや帰属意識、文化やそれらに関わる全ての事柄とのつながりや断絶を表現する。どちらの作家も私達に親しみのあるイメージを用いつつ、個々の状況や社会的視点の中で新しい物語を生み出す。また作品のキャラクター達が、シュールかつユーモラスな状況に置かれることもある(スターウォーズのチューバッカが、熱帯雨林のアマゾンの木を抱えて、通販サイトのアマゾンの箱から飛び出すレオの作品 “Amazon” など)。リスターは10年以上に渡って駆使してきたポップカルチャーの言語を通して、古代神話や伝説を探究している。
今展にて、リスターは「現代の神話」シリーズより、白い背景に素早い筆致で描かれた色鮮やかなスーパーヒーローを展示して、ストリートアートとファインアートの境界線を曖昧にする。レオは個人的な経験やグローバル化の考察、社会批評などを主題とした、小作品約100点を展示する。ユニークで特徴的な彼らの作品と共に、会期初日のオープニングレセプションにて午後7:30から行われる、リスターによる声のパフォーマンスも必見である。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~19:00、日曜・月曜・祝日休廊

※2月7日は18:00~21:00

料金

無料

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