
井田大介 個展 「Photo Sculpture」
18/9/22(土)~18/10/14(日)
3331 Arts Chiyoda
2018年3月に開催された3331 ART FAIRにて、レコメンドアーティストに選出された井田大介氏による個展「Photo Sculpture」を開催する。
本展で井田氏は、インターネット上にアップロードされている大量の画像データを元に3Dデータを作成し、それらを視覚化することによって彫刻作品として成立させていく。
作品のモチーフとなるロダン作「地獄の門」は、ロダンの死後、未完成であるにも関わらず「本物」として複数のブロンズ彫刻が鋳造された。彫刻史の中ではオリジナルとコピーの問題をはらむ象徴的な作品でもある。本展では、「Photo Sculpture」の形態が写真なのか、3Dデータなのか、彫刻なのかを鑑賞者に問いかけるとともに、オリジナルとコピー、イメージとリアリズムの関係性をあぶり出し、現代における「オリジナル」の意味について考察する。「Photo Sculpture」の制作を通じ、現実空間にとらわれない新しい彫刻表現の拡張を試みる井田氏の挑戦を、楽しむことができる。