読む展覧会『米欧回覧実記』と挿絵銅版画
19/11/2(土)~19/12/15(日)
久米美術館
『米欧回覧実記』(三)より挿絵銅版画
岩倉使節団の報告書である『米欧回覧実記』(明治11年刊)には、欧米12か国の名所や建築、人々の風俗を描いた挿絵銅版画が多数収録されており、海外の情報に乏しかった当時の日本で関心の的となった。
本展は、編著者・久米邦武が所蔵していた銅版画(試刷)と併せて、挿絵の内容に該当する箇所の本文を読む構成。現地での細やかな観察や歴史的背景から西欧の実情にせまる、久米の筆力にふれていただければ幸いである。