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ベンジャミン・バトラー 「二色、単彩、そしてそれ以外の風景」

20/2/1(土)~20/2/29(土)

小山登美夫ギャラリー

Green Tree (Two-Tone) 2019 oil on canvas 160.1 x 120.0 cm ©︎Benjamin Butler

ベンジャミン・バトラーは1975年アメリカカンザス州、ウエストモーランド生まれ。現在オーストリアのウィーンを拠点に活動を行っている。
バトラーは山や木々、自然をモチーフとした風景画を描きます。その方法は、抽象画を描く事にも通じており、近年特に頻繁に描かれている木々の絵画は、より抽象的な要素が多く見られる。バトラーが描く単純化された木々の枝や幹のフォルムは、コントラストの明瞭な色彩によって引き立たされている。さまざまな色彩を操り、縦や斜線、三角、曲線などによる幾何学模様を描いて、具象と抽象の境界を模索するような彼独得の絵画表現を作り出しているのである。
以前彼は、美術史の異なる論点をむすびつけることに興味を持っており、ポストモダンにおいての本質はなにかという文脈において、風景画というシンプルで近代的な主題はとても重要なものと考えていた。事実、画面全体に余白を作ることなく反復されるリズミカルな線には、そのまま抽象表現主義の歴史が詰まっているかのようであり、水平垂直のリズムはモンドリアンを、単純化された色面と線との関係はフランク・ステラを彷彿とさせる。
抽象と具象の境界線をなぞるような彼の絵画は、こうしたコンポジションにおける様々な要素がありながらも、詩的で優しさがありつつ、同時に現代的なクールさも漂わせ、個人の記憶に働きかけるように鑑賞者に物静かな瞑想的時間を与える。
バトラーは、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、ウィーン、バーゼル、ベルリンなど、世界各国の都市で個展を開催しつづけており、近年の代表的な個展に、2014年ニューヨーク、Klaus von Nichtssagend Galleryでの「Green Forest」や、2015年ウィーン、Galerie Martin Jandaでの「Another Tree, Another Forest」、2016年3月〜4月には小山登美夫ギャラリーにて「Trees Alone」を開催した。また、彼は2005年ニューヨーク、PS1/MOMAでの「Greater New York」を含め、国際的にも数多くのグループ展に参加している。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~19:00、日曜・月曜・祝日休廊

料金

無料

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