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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

エコ・ヌグロホ 個展 Nowhere is My Destination

19/10/4(金)~19/11/3(日)

アートフロントギャラリー

アートフロントギャラリー及び瀬戸内国際芸術祭の伊吹島で展開されるエコ・ヌグロホの展示では、一連の新作の展示を通じて、昨今の緊急の課題である移民と国境の問題を探る。
アートフロントギャラリーでは2つのスペースでの展示を通じて、自分の故郷を強制的に去らざるを得なくなった人々のアイデンティティや、移住、国境といった問題に注意を向ける。エコにとっては壁といったテーマは緊急で逆説的な現実である。その壁は伝えられるところでは民主主義的で開かれた社会で現れ問題視される一方で、新しい移住者が現実にいるにも関わらずますます閉ざしていく。個人間レベルで疎外と憎悪が形成されるだけでなく、西側諸国の中でこうした問題への政策が多くの国で変化し、しばしば問題となっている。
これらの対立の合流地点には、自らのアイデンティティを守ろうともがき規制と限界によって拘束されている人々がおり、エコはこうした人々を絵画や壁画、そして彫刻作品に投影する。作品のモチーフとして描かれる人物像やシンボルは 祖国での戦争や政治危機などにより移住を余儀なくされた人々を表している。彼らは外国に居住するようになり、生き残り適応していくための新しい手段を見つけていく。これらの人々は茂みに隠れ有刺鉄線や国境の背後で変装しているように描かれることで、彼らのアイデンティティの喪失と新しいコミュニティの一員となる困難が強調されている。
展覧会タイトルにもなっている彫刻作品《Nowhere Is My Destination》(日訳:私にはどこにも行先がない)は、移民のコミュニティの化身で、しばしば歓迎されず、また招かれざるゲストとして見なされる移民を表している。シンボリックな要素は、彼らが実際に直面している状態の一般的なイメージを強調するために作家によって慎重に構築された。マスクが彼らの個性を消す一方で、刺繍が施された衣服には彼らの起源を窺わせるアイデンティティの要素が現れている。彼らは愛や希望、平和の象徴である花を持ち、それらを供え物として新しい運命の地に捧ようとしている。しかしながらナップザックだけが持ち物として許された彼らの脚には鎖がつながれ、彼らがこれから経験することは自由からはほど遠く、それどころか国境と政治的決断によって引き起こされる異なったタイプの戦争に巻き込まれていくだろうという、厳しい真実をつきつけている。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~~19:00、月曜・火曜休廊

料金

無料

出品作家

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