殺し〈デジタルリマスター版〉

名匠ベルトルッチの処女作がデジタルリマスターに

『暗殺の森』や『ラストエンペラー』で知られるベルトルッチ監督が、パゾリーニの原案を基に21歳の時に撮った処女作がデジタルリマスター版で公開。娼婦が殺害された事件の容疑者たちの証言がフラッシュバックのように再現されていく様を描く。微妙に食い違う証言が連なっていき、観る者を先の見えない迷路に誘う演出に高評価が集まった作品。

ローマのテーベレ川の川辺で娼婦の死体が発見された。事件当日に近辺をうろついていたコソ泥や、娼婦相手の高利貸し、休暇中の兵士や少年、同性愛者などが容疑者として警察の取調べを受けることに。しかし、彼らの証言内容はどれもが微妙に食い違っていて……。

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