世界報道写真展2021
21/6/12(土)~21/8/9(月)
東京都写真美術館
第64回目を迎える今回は、130の国と地域のフォトグラファー4,315人から計74,470点の応募があった。展覧会では、厳正な審査を経た約150点の入賞作品を紹介する。今年のコンテストは「現代社会の問題」、「一般ニュース」、「環境」、「自然」、「長期取材」「スポーツ」「スポットニュース」、そして「ポートレート」の全8部門において、28カ国45人の受賞が決まった。各部門はそれぞれ「単写真(写真1枚)」と「組写真(複数の写真で構成)」に分かれている(長期取材の部を除く)。入賞者は部門毎に各1位から3位までのいずれかに該当し、入賞者の中から、その年の最も優れた作品に対して「世界報道写真大賞」「世界報道写真ストーリー大賞」が贈られる。今年は世界報道写真大賞にマッズ・ニッセン氏(デンマーク、ポリティケン/パノス・ピクチャーズ)の作品「初めての抱擁」が選ばれた。新型コロナウイルスと戦っている人間の絆と温もりが撮られており、人々に勇気を与える1枚だ。