キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート
21/4/15(木)~21/6/6(日)
静岡市美術館
ユネスコ世界遺産にも登録されている英国王立植物園「キューガーデン」は、18世紀半ばの開園以来、世界の植物学研究をリードし続け、植物標本のほか20万点以上のボタニカルアート(植物画)を収蔵していることでも知られている。本展は、18~19世紀に描かれたボタニカルアートのほか、キューガーデンの拡張に寄与した国王ジョージ3世の妃シャーロットが愛したウェッジウッドのクイーンズウェアなど約130点の作品を通して、啓蒙思想を背景とした英国における自然科学の発展やキューガーデンの歴史を紐解く。
科学的視点で描かれた植物たちは、写真誕生以前、貴重な記録であり研究資料のひとつだったが、植物学の歴史を培うなかで次第に芸術性を見出されるようになった。観察に基づいた精緻な描写と美しさが融合するボタニカルアートの世界をどうぞお楽しみいただきたい。
新着エッセイ
新着クリエイター人生
水先案内