天から見れば

絶望の淵に立たされ、それでも立ち上がる

『1／4の奇跡～本当のことだから～』や『光彩～ひかり～の奇跡』の入江富美子監督によるドキュメンタリー。両手を失いながらも画家となった南正文と、同じく両手を失いながらも尼僧になり、南の画の師となった大石順教尼。絶望の淵に立たされながらも、あきらめずに成功をおさめたふたりの生き様を、再現ドラマとインタビューで綴った作品だ。

南正文は小学3年の時、製材所を営む父の手伝い中に事故にあい、両手を失ってしまう。深い喪失の念の中でもがいていた正文は、14歳の時に大石順教尼と出会う。彼女もまた両手を失った人だった。やがて、大石順教尼のすすめで正文は彼女の画の弟子となり……。

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