黄金期の浮世絵 歌麿とその時代展
20/2/1(土)~20/3/29(日)
パラミタミュージアム
喜多川歌麿 (?1753~1806)は、浮世絵における美人画を代表する絵師。錦絵(にしきえ)が最も華やかに展開した天明・寛政期(1781~1801)に活躍し、背景に雲母摺(きらずり)を施した豪華な錦絵や、寛政4年(1792)頃から描き始めた「美人大首絵(びじんおおくびえ)」で注目を集めた。歌麿はそれまでの全身像から、顔をクローズアップする構図を考案し、女性の表情を豊かに表した。同時期に美人画とならんで人気を博したのが役者絵だ。役者の一瞬の表情を大胆に表現した東洲斎写楽 (生没年不詳)や、歌舞伎ファンの理想をかなえた歌川豊国 (1769~1825)らが登場した。
本展では歌麿とその弟子をはじめ、鳥居清長や鳥文斎栄之、写楽、勝川派、歌川派など、個性豊かな絵師らによる美人画と役者絵約130点を展観する。肉筆画を含む黄金期の浮世絵の魅力を、この機会に楽しんでほしい。
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