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ぴあ

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アルノー・デプレシャン作品の共同脚本家としても知られる女性監督P・フェランの長編第2作。フランス北東部の街ストラスブールを舞台に、AからJまでの頭文字の名前を持つ若い男女10人が、恋や仕事の不安を抱えながら生きる姿を綴っている。ストラスブール国立劇場付属演劇学校の依頼によって製作されたユニークな経緯を持つ作品。出演しているのは同校の最終学年の生徒たちで、等身大の若者像に取り組んだ彼らノンプロ俳優がみずみずしい演技を披露。カンヌ映画祭新人賞を得た長編第1作「死者とのちょっとした取引」(日本では映画祭でのみ上映)の幻想的な作風から一転、知的でさわやかな群像劇にまとめあげたP・フェランの演出、シナリオも秀逸だ。

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