冷飯とおさんとちゃん

「冷飯物語」「おさん」「ちゃん」の３部からなるオムニバス映画。それぞれ同名の山本周五郎の短編小説の映画化。「冷飯物語」は古書収集を趣味とする独身の男がひょんなことから幸運に恵まれ続ける話。「おさん」は妻のもとを飛び出した男が再び戻ってみると、妻は殺されていたという話。「ちゃん」は貧しい火鉢職人がなおも火鉢造りにこだわり続ける話。いずれも主役の男は中村錦之助が演じている。「親鸞」「五番町夕霧楼」の田坂具隆がメガホンを執っている。