滋賀県立安土城考古博物館の秋季特別展「信長と光秀の時代－戦国近江から天下統一へ－」が、開催されます。織田信長や明智光秀が活躍した16世紀後半は、幕府の力が弱まって各地の戦国大名が争いを繰り広げ、民衆は生命や財産を守るために団結し自治を行う、混乱しつつも活気にあふれた時代でした。またヨーロッパの文化や信仰・文物がもたらされ、大きな変化の時代でもありました。そのような中、明智光秀は天下統一への道を歩む信長と出会い、家臣として実力を発揮して信長を支えますが、最終的に本能寺の変で謀叛を起こします。今年注目の的となっている光秀と信長の生きた時代を、残された資料から検証します。