企画展 「モノで読む古事記」
20/7/16(木)~20/10/31(土)
國學院大學博物館
古事記の物語には、様々な器物(モノ)が登場する。天照大神を天の石屋から連れ出すための鏡、山幸彦が海で失くした釣針、神の毒気にあてられた神武天皇を復活させる刀…。これらの器物は、一体どのような姿・形をしていたのだろうか。
古墳時代が終わり、律令国家の整備が進んだ7〜8世紀。この変革期に編まれた古事記は、ありのままの「歴史」を伝えているわけではない。しかし、古事記に語られたモノには、古墳時代の考古資料との関わりを推測できる例もあり、両者の関係を探ることで、物語を深く理解できると考えられる。
そこで本店では、具体的なモノを手がかりに、古事記の物語を読み解いてみたいと思う。もちろん、これらの考古資料(モノ)を、直ちに8世紀当時の「神代」観と結びつけることには慎重であるべきだが、百聞は一見に如かず。同学ならではのモノで読む古事記の世界へどうぞお越しいただきたい。
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