「ダ・ヴィンチ・コード」などで知られる「ロバート・ラングドン」シリーズの出版秘話から着想を得た「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」が、2020年1月24日に公開される。

「タイピスト！」のレジス・ロワンサルが脚本と監督を担当した本作は、フランスの人里離れた村にある洋館を舞台にしたミステリー。全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売のため、9人の翻訳家が洋館に集められた。外部との接触を一切禁止され、日々翻訳に没頭する9人。しかしある夜、出版社社長のもとに「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば、全ページを流出させる。」という脅迫メールが届く。「神々と男たち」のランベール・ウィルソン、「007／慰めの報酬」のオルガ・キュリレンコ、「イミテーション・ゲーム／エニグマと天才数学者の秘密」のアレックス・ローサーがキャストに名を連ねた。

今作のもとになったのは、イギリスのタブロイド誌デイリー・メールによって報じられた、作家ダン・ブラウンによる「ロバート・ラングドン」シリーズ4作目「インフェルノ」出版時のエピソード。海賊行為と違法流出を恐れた出版元が、ブラウンの同意のもと、各国の翻訳家たちを秘密の地下室に隔離して翻訳を行ったという前代未聞の実話だ。

「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」は東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、シネクイント、新宿ピカデリーほか全国で順次ロードショー。

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