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渡辺えり&八嶋智人は“日常から喜劇”?ワケあり夫婦描く「お染与太郎珍道中」

ナタリー

21/1/8(金) 12:43

新橋演舞場・南座 2月公演「喜劇 お染与太郎珍道中」製作発表記者会見より、左から八嶋智人、渡辺えり。

「喜劇 お染与太郎珍道中」の製作発表記者会見が、昨日1月7日に東京都内で行われた。

「喜劇 お染与太郎珍道中」は、1979年に初演された劇作家・小野田勇の「与太郎めおと旅」をもとに、寺十吾が演出を手がける舞台。劇中では美男の若侍・島田重三郎と恋仲の箱入り娘・お染が、転勤となった重三郎を追うため、自身の手代・与太郎と表向きは夫婦となり、京都を目指す珍道中が描かれる。

会見には、お染役の渡辺えりと、与太郎役の八嶋智人、そして松竹の安孫子正代表取締役副社長が出席。上演に向け、渡辺は「今回、喜劇を上演できることがとても幸せですし、2021年を迎えて奮い立つような気持ちです。私はお金持ちでわがままな箱入り娘を演じます。マスクをして、大笑いをしながら観ていただければ」とコメントした。

八嶋との初共演に渡辺は「私が山形出身で八嶋くんは奈良出身なので、性格の違いで喧嘩ばかりしています(笑)」と述べつつ、「楽しくなると思いますので、お染と与太郎の関係のように、舞台上ではわがままをさせてほしい」と話す。続く八嶋は「日常から喜劇です(笑)。普段の関係性を舞台の中で出し、意識しないで演じることができたら」と目標を掲げた。

緊急事態宣言下での上演に向け、渡辺は「演劇は夢を作る仕事であり心の治療にもなると思いますので、お客様が感染しないやり方を考え続けていくことが大切。お客様には『是非観に来てください』とは言えませんが、今回の公演は喜劇であり人情噺でもあるので、ご来場されたお客様にはいっぱい泣いて、いっぱい笑ってほしい」と思いを述べる。

八嶋は「ただ今、稽古場では出演者一同、 新型コロナウイルスの感染症対策を厳しく行っておりますが、劇場は人が集まる場所。なので、イメージとしてはさまざまな誤解があると思います。ですが、スタッフの方々、お客様も誠実に対策を行い、“一緒に舞台を作ろう”という思いで集まっております」と語り、「“行く選択”をしてくださったお客様が安心して観劇できるよう、準備をしたいと思います」と言葉に力を込めた。

公演は2月1日から17日まで東京・新橋演舞場、21日から27日まで京都・南座にて。

新橋演舞場・南座 2月公演「喜劇 お染与太郎珍道中」

2021年2月1日(月)~17日(水)
東京都 新橋演舞場

2021年2月21日(日)~27日(土)
京都府 南座

作:小野田勇(「与太郎めおと旅」より)
演出:寺十吾

キャスト

お染:渡辺えり
与太郎・お役者小僧:八嶋智人
 
べらぼう 半次:太川陽介
島田重三郎:宇梶剛士
地武太治部右衛門:石井愃一
小番頭 庄助:深沢敦
大番頭 善六:春海四方
山伏白雲坊実は同心右門:石橋直也
山伏黒雲坊実は同心伝六:三津谷亮
弥左衛門:有薗芳記
巡礼お弓:一色采子
投げ節 おこま:広岡由里子
むかで丸後におむか:あめくみちこ
泡手 十郎兵衛:西岡徳馬

※西岡徳馬の「徳」は旧字が正式表記。

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