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いま、最高の一本に出会える

東方神起、NCT 127、Red Velvet……様々な豪華コラボも見せた『SMTOWN LIVE』東京公演

リアルサウンド

19/8/22(木) 19:00

 8月3日から5日までの3日間、東京ドームにて『SMTOWN LIVE 2019 IN TOKYO』が開催され、BoA、東方神起、SUPER JUNIOR、TAEYEON・HYOYEON(少女時代)、TAEMIN(SHINee)、f(x)、EXO、Red Velvet、NCT 127、NCT DREAMら、SM ENTERTAINMENT所属アーティストが集結。ここでは8月4日の様子をレポートする。

 2008年から始まり、現在まで12カ国15都市で50公演を開催してきた『SM TOWN LIVE』。日本では2011年から8年連続で開催され、今年で9回目を迎える。今年のテーマは「FANTASISTA EXPRESS」で、NCT DREAMが乗り込む宇宙船がそれぞれのアーティストの惑星をめぐるコンセプトで進行。各アーティストの公演はもちろん、合間には“SM TOWN LIVEの真骨頂”ともいえる豪華なコラボステージが組み込まれ、3時間半という長丁場があっという間に過ぎていった。

勢いを感じる若手のステージ 久しぶりのf(x)登場に歓喜!

 汽笛とともにステージに到着した宇宙船から姿を現したのはNCT DREAM。「My First and Last」「Chewing Gum」のメドレーを軽やかに披露すると「皆さん、盛り上がってますか?」(ヘチャン)と声をかけ、それぞれキュートにご挨拶。続いて「We Go Up」と「We Young」を届け、オープニングからフレッシュな風を吹かせた。この日はライブ中盤でも再登場し、韓国で活動中の最新曲「BOOM」を日本初披露。艶っぽいアーバンポップで、序盤とはまた異なる表情が印象的だ。全員10代と所属アーティストの中では最年少のグループではあるが、昨年よりもグッと大人っぽく成長した姿を見せてくれた。

 続くRed Velvetはオールホワイトの衣装で登場し、日本オリジナル曲「SAPPY」を歌唱。ライブ後半にはネオンカラーの華やかな衣装に着替えて再登場し、最新曲「Zimzalabim」の前衛的なチューンで痺れさせた。“夏といえば”な楽曲「Red Flavor」では、ファンも「待ってました!」といわんばかりの大声援で呼応。みずみずしい果実のような、爽やかでエネルギッシュなパフォーマンスで会場を笑顔にした。

 ブラックの衣装に身を包み、重厚感あるオーラをまとったNCT 127は「Regular」でオーディエンスを挑発。かと思えば、曲紹介ではジェヒョンがちょっぴりコメントを噛んでしまうキュートな場面もあり、圧倒的なステージとMCのギャップでファンの心を溶かした。4月にリリースした日本1stアルバムのリードトラック「Wakey-Wakey」では、テヨンやジョンウの腹筋が大胆に露出されドーム内が熱狂のるつぼに。そのほか「Superhuman」など強力なナンバーを連発し、激しいダンスと他の追随を許さない“超越”したパフォーマンスを見せつけた。

 昨年はアンバー、ルナのみの参加となったf(x)だが、今年はクリスタルも参戦。3人でのステージを楽しみにしていたファンも多く、「Electric Shock」のイントロが流れると、まさに電流が走るかのような、ビリビリと力強い歓声が会場を包み込んだ。MCではクリスタルが「本当にお久しぶりです!」と笑顔で手を振り、ルナも「メンバーとステージに立てて幸せ」とうれしそう。「Hot Summer」「4 Walls」などヒット曲をメドレーで届け、f(x)の唯一無二な世界観に改めて心揺さぶられる時間となった。

魅せる・聴かせる 派生ユニットと豪華すぎるコラボの連続

 前半は各グループから派生したユニットやソロのステージも大きな見どころの一つとなった。それぞれの楽曲にスペシャルゲストを迎えたコラボステージに、会場の熱気はますます高まっていく。

 今年6月に結成されたセフン、チャンヨルからなるEXO-SCはセフンが白、チャンヨルが黒と、バイカラーのフォーマルな装いで登場。2人が作詞に参加したヒップホップナンバー「What a life」では、ラップユニットならではの縦ノリで会場の一体感を高め、肩の力が抜けた余裕のあるステージングで心地よいムードを生み出した。

 SUPER JUNIOR-D&Eは仲良しコンビならではな息ぴったりなステージでオーディエンスをグイグイひっぱり、一気にテンションを上げていく。“Oppaコール”で盛り上がる最高のパーティーチューン「Oppa, Oppa」に続き、「Can You Feel It?」にはセフン、チャンヨルも加わり、お祭り騒ぎ感MAXに! 自分たちのステージではクールにキメていた2人も先輩に負けないテンションでピョンピョン飛び跳ねながら楽しんでいた。

 キュヒョンの除隊後、日本で3人揃うのは初となったSUPER JUNIOR-K.R.Y.は「Dorothy」でしっとりと聴かせる。伸びやかなリョウク、ハスキーなイェソン、柔らかなギュヒョンと、3色の音色が美しいハーモニーを奏で、たおやかに揺れる青い光の波を包み込んでいくようだった。

 また、ソロのステージではGIRLS’ GENERATIONのダンスクイーン・ヒョヨンが「Punk Right Now」でカリスマ性をいかんなく発揮。力強さとしなやかさを兼ね備えた彼女らしいパフォーマンスで輝いた。

 一方、テヨンは幻想的なボーカルで魅せる。DEANフィーチャリングのヒット曲「Starlight」ではジェヒョン(NCT 127)を迎えてのコラボレーションも! 「Four Seasons」「Voice」などを歌い上げ、会場中がその透き通る歌声に酔いしれた。

 ユンホ(東方神起)は「Follow」を日本初披露。マイケル・ジャクソンを彷彿とさせるグローブとスパンコールをあしらったきらびやかなジャケットにオールバックできめ、情熱的なパフォーマンスで会場を掌握した。

 続くベクヒョンの「UN Village」では、なんと、マーク(NCT 127)がこのステージのために書き下ろしたオリジナルラップで参戦。 かねてからベクヒョンがマークとのコラボを望んでいた経緯もあり、ファンたちも夢の共演により一層熱い声援を送っていた。

 そのほか、BoAの「BUMP BUMP!」にチャンヨル(EXO)がフィーチャリングしたり、ウニョク(SUPER JUNIOR)、ユータ・テヨン・ジェヒョン・へチャン(NCT 127)、ヒョヨン(GIRLS’ GENERATION)、アイリーン・スルギ(Red Velvet)によるダンスパフォーマンスも展開。ヒップホップナンバー「Question – ?」では、マーク、テヨン、ヒョヨン 、チャンヨル、アンバー、ウニョクといった各グループのラッパーが集結。骨太なヒップホップビートにのせて、それぞれのラップでたたみかけ、オーディエンスを沸かせた。

EXOから東方神起まで SMTのコアをなす圧巻のステージ

 EXOは「Love Shot」「Gravity」など、オール日本初披露のセットリストを用意。「Tempo」で登場するとドーム内が悲鳴にも似た歓声でいっぱいに。日本初披露とは思えない完璧なコールが響き渡るなか、颯爽とパフォーマンスをしてみせた。MCでは「久しぶりに日本に来ましたがまたこうやって皆さんに会えてくれしいです」(カイ)と喜びを伝え、「こんなに天気が暑いけど来てくれてありがとうございます」(チャンヨル)、「ちゃんと水も飲みながら最後まで楽しく一緒に遊びましょう」(ベクヒョン)とファンをいたわった。スホが最後の曲をアナウンスすると、ベクヒョンが「やだよ〜」と可愛く反応していたが、この続きは10月からの日本ツアーに期待しよう。

 続くテミンは最新曲「Famous」を初披露。重力を感じさせないなめらかなムーブに、会場からはため息まじりの歓声が上がる。MCではますますレベルアップした流暢な日本語で「東京ドーム懐かしいですね。SHINeeとしても来たことがある、意味のある場所にまた来れてうれしいです」とニッコリ。「ソロとして来たのは初めて」と語りながら「皆さんSHINeeに会いたいですか? 僕も会いたいです!」とグループを懐かしむ場面も。直前にミンホから電話があったことを明かし、「みんな元気で頑張っているので待っていてください」とメンバーの近況を報告した。その後は、焦らすような振付がセクシーな「MOVE」に続き、「Drip Drop」でRed Velvetのスルギとコラボ。 ますます艶っぽさを増したパフォーマンスで、観客をテミンワールドに没入させた。 

 秋から久々の日本ツアーを開催するBoAは、セルフプロデュースのラテン調ダンスナンバー「AMOR」、自身が作詞を手がけた「Woman」を貫禄たっぷりに披露。ユンホ(東方神起)との「Swing」は、“キング&クイーン”の競演とでもいうべきか。キス寸前の挑発的なコレオを交えつつ、細分の狂いもないシンクロパフォーマンスで“究極”を見せつけた。

 「Black Suits」「U」でクールに決めたSUPER JUNIORは、お待ちかね(!?)のMCタイムで大盛り上がり。「永遠の馬、シウォンです!」と自己紹介するシウォンの後ろで馬のポーズをしながら走り去ったり、ひさびさのSM TOWN LIVEのステージに立ち「ただいま〜!」と挨拶しようとするキュヒョンのスポットライトを奪おうとしたり、メンバーの自由すぎる行動で会場を笑いの渦に包む。この日は演出監督から前日より長めにトークをしていいと許しが出たそうで「今は俺たちのタイムだ!」(ウニョク)と大はしゃぎだった。トークショーさながらの掛け合いでひとしきり笑わせつつも、ラストの「Sorry, Sorry」でビシッと締めるあたりは、さすがSM TOWNきってのエンターテイナーだ。

 トリはもちろん東方神起。歌唱はしっとりと聴かせる「Truth」、韓国での最新曲「The Chance of Love」からスタート。MCではチャンミンがSUPER JUNIORのトークを見ながら2人で爆笑していたことを明かし「(トークタイムが前日より長いという)事実を知らないままやってほしかった(笑)」とコメントする場面も。最新の夏ソング「Hot Hot Hot 」ではカートに乗って場内を移動しながら、「HOT! HOT!」というコールを観客と楽しんだ。ラストは赤い光の波をバックに「呪文-MIROTIC-」を披露。王者の威厳を感じさせるパフォーマンスで、会場のボルテージは最高潮を迎えた。10月にはドームツアーも控えているが、2人が再びこの会場を赤く染める日が今から待ち遠しい。

 フィナーレではアーティスト全員がステージに集結し「Hope」を歌唱。花道を歩きながらファンに手を振り、視線を交わしながら交流した。最後はユンホのリードのもとメインステージで4万5000人の観客と記念撮影。希望に満ちた明るい雰囲気のなか、笑顔でライブを締めくくった。

■後藤涼子
編集・ライティングユニットomo!(オモ)として、ガイドブックや韓国エンタメ等の書籍・雑誌・コンテンツ制作に携わる。日韓の俳優やアーティストのインタビュー、翻訳・通訳コーディネートも。著書に『Seoul guide 24H』(朝日新聞出版)ほか。インスタグラムアカウント@ryoco_omo

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