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ロバン・カンピヨ監督のコメントも 『BPM ビート・パー・ミニット』クラブシーン本編映像公開

リアルサウンド

18/3/17(土) 13:00

 3月24日に公開される『BPM ビート・パー・ミニット』より、本編映像、新規場面写真、ロバン・ カンピヨ監督のコメントが公開された。

動画はこちら

 第70回カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた本作は、第61回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『パリ20 区、僕たちのクラス』の脚本・編集を担当し、監督作『イースタン・ ボーイズ』では第70回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門の最高賞を受賞したカンピヨ監督の長編第3作。1990年代初めのパリを舞台に、生と死、理想と現実の狭間で揺れ動きながらも強く生きる、若者たちの姿を描き出す。

 このたび公開された映像は、エイズ患者やHIV感染者への差別や不当な扱いに対して抗議活動を行うACT-UPのメンバーたちのコミュニティの場でもあるクラブのシーン。このクラブシーンで流れる本作のテーマ曲ブロンスキー・ビート「スモールタウン・ボーイ」は、1984年の楽曲発表当時、“世界初ゲイコミュニティの希望の曲”と称された楽曲。カンピヨ監督は同楽曲の使用に至る経緯とともに、同楽曲がACT-UPのメンバーたちを描いた本作に欠かせない1曲となった理由をコメントしている。

【ロバン・カンピヨ監督 コメント】
「スモールタウン・ボーイ」は、1984年に発表された、イギリスの地方に住む若いゲイ、または世界のゲイの孤独を歌ったもの、恐らく世界で初めてゲイに向けて作曲され、HIV/エイズについて登場する楽曲です。「スモールタウン・ボーイ」を歌っている、ブロンスキー・ビートのヴォーカル、ジミー・ソマーヴィルと、アクト・アップ・パリ代表のディディエ・レストラドは親しい友人であり、アクト・アップ・パリの設立資金を出した協力者でもありました。私自身が、ACT-UPの活動に参加する前のことですが、1990年の初めにACT-UPが資金集めのために開いたコンサートに行きました。この時「スモールタウン・ボーイ」が歌われていたのですが、コンサートホールの中にいた人の大多数が、ゲイやセクシャルマイノリティの面々だったこともあり、この曲に感情を揺さぶられて、皆が泣き出すという現場に遭遇しました。この曲が、HIV/エイズという病気が世の中に広がる前の時代を思い起こさせたのです。私がこの曲を選んだ理由は、このコンサートで目にした光景を映画で再現したいと思ったからです 。 そこで、今の彼が、当時のコンサートを再演すれば、力強く良い場面になると思い、ソマーヴィル氏に連絡をして交渉しましたが、撮影の許可はもらえませんでした。私自身も、撮影されたくないという彼の気持ちは理解できるので、この楽曲のマルチトトラック・テープの使用許可をもらうことにしました。そして、音楽のアルノー・ルボチーニが1990年代のスタイルでリミックスを作成し、いくつかの異なるトラックを編集することで、まるでソマーヴィル氏が、映画の最後の場面で我々と一緒にいるかのような音を再現したいという私のアイディアを実現することができました。

(リアルサウンド編集部)

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