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「アクタージュ」松井周の脚本・演出で舞台化、主人公オーディションをリモートで

ナタリー

20/6/1(月) 5:00

舞台「アクタージュ act-age ~銀河鉄道の夜」オーディションの告知ビジュアル。

マツキタツヤ原作による宇佐崎しろのマンガ「アクタージュ act-age」の舞台化が決定。2022年に舞台「アクタージュ act-age ~銀河鉄道の夜」として上演される。

2018年に「週刊少年ジャンプ」でスタートした「アクタージュ act-age」は、女優として見出された夜凪景を主人公とするマンガ。松井周が脚本・演出を手がける今回の舞台版では、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」の舞台を上演する演出家や劇団員、主演を務めることになった夜凪景の人間模様が描かれる。

また舞台化にあたり、夜凪景役のオーディションがリモートで実施されることも明らかに。松井は「登場人物たちが俳優という『仕事』を通して、自分の居場所を求める姿を面白く描けたらと思っています」と意気込みを述べつつ、「自分に才能があるかはわからないけど、演じるのって面白いなと感じている方は、ぜひ挑戦してみて欲しいです」とメッセージを送っている。オーディションへの応募は、7月10日まで受け付けられる。応募要項は公式サイトで確認しよう。

マツキタツヤ コメント

アクタージュという作品への拘りから応募されると、却ってその方自身や舞台そのものの色んな可能性を狭めてしまいそうですので、俳優として末長く活躍したいと考えてる方の一つの入り口のような作品になることを願ってます。

松井周コメント

舞台版の脚本・演出を担当する松井です。
「アクタージュ act-age」は俳優という「仕事」の話です。俳優はときに奇跡を起こします。でもそれは魔法によって起きるわけではありません。「アクタージュ act-age」では「演劇ってこんなふうに魔法っぽく作られているのだろうな」というなんとなくのイメージではなく、俳優がどこからヒントをもらって、何を考えてそれを表現に落とし込むのか、といった点が丁寧に描かれています。登場人物たちが俳優という「仕事」を通して、自分の居場所を求める姿を面白く描けたらと思っています。
演劇は集団創作です。人が集まることで創作は始まり、人と会うことから不思議と力が湧きます。作るということはどこまでも自由です。そこで大事なことは、誇張することも卑下することもない「自分」です。そんな「自分」が集団の中でどんなふうに変化していくか、そしてまた、他の誰かが変化していくことを楽しんでもらいたいです。今まで知らなかった「自分」の居場所が思ってもみないところに見つかるという事が、演劇ではよくあります。
応募者の方には、このオーディションを通してそういう居場所を見つけてほしいし、自分そのままの魅力を発揮してもらいたいです。僕は俳優もするのですが、舞台や人前でどう振る舞うかより、ふっと力が抜けた時の「隙」にこそ、その人の姿が見えてくるし、そこが面白いと思っています。自分に才能があるかはわからないけど、演じるのって面白いなと感じている方は、ぜひ挑戦してみて欲しいです。

舞台「アクタージュ act-age ~銀河鉄道の夜」

2022年

脚本・演出:松井周

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