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佐藤大樹&佐藤寛太の 映画の処方箋、お出しします!

寛太が語る、ラブストーリー映画といえばこの3本!

月2回連載

第11回

19/2/9(土)

今回はバレンタインデー直前ということで特別回をお届け! 佐藤寛太さんが、特にお薦めのラブストーリー映画3作品について、たーっぷり語ってくれました。すでに観たことのある人もあらためて、まだ観たことがないという人はこれを機にチェックしてみては!?

『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』

列車の中で出会って意気投合し、ウィーンの街で一夜を過ごすことになったアメリカ人のジェシーとフランス人のセリーヌ。半年後の再会を約束して別れる……って、誰もが夢見るロマンチックなシチュエーション! リメイクするなら絶対に俺がやりたいです!! 日本に置きかえるなら、京都に向かう途中のストーリーとかよさそうじゃないですか!? 

このラブストーリー、何がすごいってとにかくノンストップの会話劇が秀逸なんですよ。ワンカットでセリフの応酬をするふたりを見て、仕事柄、なんてすごいことをやっている俳優たちなんだろう……という目線になってしまいました。ちなみにふたりが再会を約束する日は僕の誕生日なので、勝手に親近感を感じています(笑)。

旅先で恋に落ちる『ビフォア・サンライズ』、パリで再会を果たしたふたりが街を歩く『ビフォア・サンセット』、ギリシャを舞台にパートナーとなった彼らの関係を描く『ビフォア・ミッドナイト』と続いていき、時間の経過を体感できるシリーズにしたことも天才すぎる。こんなに長く一緒にもの作りができるなんて、リチャード・リンクレイター監督、イーサン・ホーク、ジュリー・デルピーの関係性がすごくいいんでしょうね。

毎回、エンディングがおしゃれなところも気に入っていて、中でもジュリー・デルピーがギターを弾きながら歌う『ビフォア・サンセット』の終わり方は最高。女優さんが歌うシーンって、素が出ている気がしてすごく好きなんです。

『ビフォア・サンライズ』を観て思ったのは、家から飛び出してアクションを起こさないと何も始まらないよ、ってこと。まさに“書を捨てよ町へ出よう”です。自分自身も直感に従って失敗したことはないと思っているし、思いきって話してみると分かることや生まれることってたくさんある。俺は果敢に実践してます! 恋に臆病になっている人、直感力が鈍り気味だと感じている人にぜひ観てほしいです。

ブルーレイ、DVD情報
https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=2037

この映画は……
  • 恋に臆病になっている人に

Photo:AFLO

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