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東宝ニューアクションの時代 ~和製ハードボイルド、男と女と車と銃と〈レイトショー〉

19/12/13(金)

『ヘアピン・サーカス』12/20〜26 ラピュタ阿佐ヶ谷 特集「東宝ニューアクションの時代 ~和製ハードボイルド、男と女と車と銃と」(11/9〜1/19)で上映。 森谷司郎『弾痕』、堀川弘通『狙撃』、西村潔『白昼の襲撃』など東宝ニューアクションは約半世紀前の公開当時にたまたまほとんど観ていて、作品をまたいだクールでスタイリッシュな映像と音のセンスが生み出す、都会的で洒脱な「東宝カラー」にシビれた。なかでも晩年は不遇を託った西村潔監督の『豹は走った』『ヘアピン・サーカス』は野心的な快作だが、五木寛之原作の後者などは本物のスターレーサーを主役に起用、首都高や都内随所で今なら到底不可能なカーアクションを展開。無用の説明を省いた命しらずのレース描写は、菊地雅章の名サントラともどもちょっと類を見ない低温の抒情を醸す。そして1972年の封切り時は、なんと同じ西村監督、加山雄三主演の『薔薇の標的』と二本立てだった。この作品も、ゲイカルチャー臭が横溢する必見の珍品。

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