ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
20/6/12(金)
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督とシアーシャ・ローナンの黄金コンビが、あの古典的名作に挑戦する、となれば単なるリメイクで終わるはずがない。
本作は冒頭から最後まで、一部の隙もないほど圧倒的な“映画の力”に満ちている。四姉妹に扮する女優たちが生み出す女子パワーと、それを支える第一級の脇役たちのアンサンブル。自律した考え方を持つ、生き生きとしたキャラクターたち。艶やかな衣装や装飾に目を奪われる一方、セリフは現代的なスパイスが効いている。
今回も名演を見せるローナンに加えて、せつない愛の告白が似合いすぎるティモシー・シャラメ、フランスのイケメン、ルイ・ガレルの“おいしいとこ取り”など、男性陣も負けず劣らず魅力的だ。
女性のさまざまな生き方を映し出し、鮮烈に心に響く。
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