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爽やか王子、中二病、ギャップ男子……吉沢亮は役者人生をスターダムに駆け上がる

リアルサウンド

18/10/18(木) 10:00

 2018年公開作の映画への出演が目白押しの吉沢亮、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』での好演が記憶に新しい新木優子が共演する映画『あのコの、トリコ。』が公開された。

 本作で2018年公開映画の出演数が7本目となる吉沢はまさに、役同様に役者人生をスターダムに駆け上がっている。コメディから青春ラブストーリーまで、端正な顔立ちで演じる姿に夢中の女性も多い。吉沢といえば、つい先月までテレビドラマ『サバイバル・ウェディング』(日本テレビ系)で王子と言われるような役で注目を集めた。しかし本作では地味で冴えないメガネ男子・鈴木頼役を演じる。他の出演作も未だ劇場上映中といこともあり、同時期に全く違う吉沢の姿を堪能できるのもこの映画の魅力だろう。

【写真】メガネ男子演じる吉沢亮

 頼は、大きな声も出せないような引っ込み思案な性格。常に少しおどおどした様子で、新木演じる夢に真っすぐなモデル・立花雫のこと以外ではあまりやる気を見せる様子もない。しかし一変、大好きな雫のためならどんなことにも前向きに挑戦し、時には体を張って雫を守ることもあるギャップ男子であった。その上、メガネを外すと監督も見惚れるような美貌。初めは付き人であった頼だが、すぐに映画主演の座にまで上り詰める。ただでさえ完璧なイメージの強い吉沢が演じると、その「美しさ故に成功していく姿」はあまりにリアルで嘘臭さがなく思える。

 頼のような役は、ふとしたときにギャップを見せるような大幅な変化が必要な芝居になる。そこに吉沢は、声のトーンや表情のバリエーションで見事に抑揚をつけていた。普段は怯えたような表情や暗い顔が多い頼が、メガネを外すとミステリアスなクールビューティーに変貌する姿は、簡単に表現できるものではないだろう。吉沢の持ち前のルックスの良さはもちろん、同一人物を演じながらもオーラを放ち分ける器用さが頼の魅力をさらに増幅させた要因だ。

 先週の10月12日には映画『斉木楠雄のΨ難』のテレビ放送もあり、吉沢がいかに、普段からバリエーション広い役柄を演じているかがわかるタイミングだった。吉沢にとっては良い流れでキャリアを積めているだろう。地味な役である『あのコの、トリコ。』での吉沢も、告白シーンとキスシーンは多くの女性をトリコにするであろう表情を見せている。また、ふとした時に上半身裸で演じる”体当たり”なシーンもある。吉沢のファンにとってはたまらない作品になるだろう。

(Nana Numoto)

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