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第21回東京フィルメックスが開幕、万田邦敏と仲村トオル4回目のタッグに自信

ナタリー

20/10/30(金) 16:17

第21回東京フィルメックス「愛のまなざしを」舞台挨拶に登壇した仲村トオル。

第21回東京フィルメックスが本日10月30日に開幕。東京・有楽町朝日ホールで特別招待作品「愛のまなざしを」がオープニング上映され、キャストの仲村トオル、杉野希妃、中村ゆり、片桐はいり、監督の万田邦敏が舞台挨拶に登壇した。

「愛のまなざしを」は6年前に妻を失った精神科医・貴志と、謎めいた患者・綾子を軸としたスリリングなラブストーリー。万田は「出演者の皆さんがとてもいい。今日参加してくださった方々、そして斎藤工さん。出演シーンが少ない人もそれぞれいいので、ぜひ注目していただきたい」と観客に呼びかける。仲村と万田が組むのは「UN LOVED」「ありがとう」「接吻」に続く4作目。本日のために「UN LOVED」のメイキング映像を観返してきたという仲村は「当時は(監督が)怖かった。『答えはこれしかないです』という感じできっぱり演出されていたので」と打ち明ける。「でも今回は『答えはこれしかないんですよ、へへっ』と演出してくださった(笑)。完成した作品は皆さんの期待以上のものになっているはずです」と自信をのぞかせた。

プロデュースも担当した杉野は「監督のファンで、本作でも万田監督節を思い切りだしていただきたいと思っていました。実際にご一緒して、今までなかったことを求められて新鮮でしたし、エキサイティングな現場でした」と回想。中村も「監督が描きたいものが明確で身を委ねるだけだったので、万田ワールドを体験できて楽しかったです」と撮影の日々をうっとりと振り返る。

片桐はかねてより仲村ファンであることを公言しており、「仲村さんが出ている映画は観ていました」と万田作品にも触れてきたことを明かす。「トオルさんに(監督が)怖いと聞いていたので、どんな目に遭うんだろうと構えていて(笑)。最初の撮影で、ちょっと今の違ったかも……と思っていたら『ちょっと違いますね!』とおっしゃられたので、これは監督の言うことに従おうと。まだ完成版を観ていないのですが、今日ここに呼ばれたということは(出演シーンを)カットされていないようです」とホッとしたように語った。

アジアを中心に世界各国の独創的な作品を厳選して上映する東京フィルメックス。舞台挨拶の前には開会式が行われ、映画祭ディレクターの市山尚三が「なんとか今日この日を迎えることができました」と感謝の意を示した。また審査委員長でもある万田は「審査員はまだ誰も作品を観ておりません。お客さんと一緒に会期中に1本ずつ観ていきます。どのような作品に巡り合えるのかとても楽しみにしています」と期待を口にした。ほかに映画評論家のクリス・フジワラ、アンスティチュ・フランセ日本の映画プログラム主任・坂本安美、プロデューサーのエリック・ニアリ、映画評論家のトム・メスがコンペティション部門の審査員を務める。

第21回東京フィルメックスは本日10月30日から11月7日にかけて有楽町朝日ホールほかで開催。

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