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FIVE NEW OLD、ファンの日常彩った初ワンマンツアー終幕「ずっとあなたのそばにいる」

ナタリー

18/11/22(木) 16:10

FIVE NEW OLDが11月18日に、東京・LIQUIDROOMにて初のワンマンツアー「ONE MAN TOUR 2018 "ONE MORE DRIP"」のファイナル公演を開催した。

このツアーはFIVE NEW OLDが9月にリリースした新作CD「For A Lonely Heart」を携えて行ったもの。ツアータイトルの"ONE MORE DRIP"という言葉には、“FIVE NEW OLDの音楽を聴いた人の日常にささやかな彩りを”という思いが込められている。LIQUIDROOMでのファイナル公演は、バンドにとって過去最大規模のワンマンライブとなった。チケットがソールドアウトし満員となった会場で、彼らはジャンルにとらわれない多彩なパフォーマンスを見せ、オーディエンスを大いに楽しませた。

場内が暗転するとメンバー4人がゆっくりとステージに登場。観客たちはHAYATO (Dr, Cho)の刻む軽快なバスドラムの音に乗ってハンドクラップを鳴らし、FIVE NEW OLDを出迎えた。バンドは「Undercover」でライブをスタートさせると、HIROSHI (Vo, G)が「東京!」と叫びオーディエンスを盛り上げていく。エネルギッシュなパフォーマンスにフロアが沸く中、「Gold Plate」ではHIROSHIが抑揚をつけたゴスペル的な歌い回しを披露しながらフロアに向かって投げキスを贈り、ファンのテンションを引き上げる。WATARU (G, Key, Cho)のファンキーなギターソロを見守っていたHIROSHIは「うちの四次元ポケット“ワタえもん”でございます」と彼を紹介して観客の笑いを誘っていた。

最初のMCでHIROSHIはフロアを見渡し、「あなたががんばってきた毎日があるから、今日が非日常になるし、あなたが輝く。たくさんの幸せを作りましょう。よろしく!」とファンに挨拶。「Not Too Late」ではオーディエンスがピースサインを掲げ、会場がハッピーなムードに包まれる。HIROSHIが“あなたの日常にささやかな彩りを”というツアーコンセプトから、このライブでファンに何かプレゼントができないかと考えていたことを明かし、バンドがMaroon 5の「Sugar」を観客に贈ると思いがけないプレゼントにオーディエンスは歓声を上げて喜んだ。

「Stay (Want You Mine)」ではSHUN(B, Cho)がリズミカルなベースラインを華麗に決めて観客を踊らせる。4人がそのままグルーヴィなインストナンバーをプレイすると、場内はさらにヒートアップ。続いてバンドはこれまでのブラックミュージックベースの楽曲からうってかわりラウドな楽曲を展開していく。HIROSHIがエモーショナルにシャウトした「Liar」、WATARUの力強いギターリフとHAYATOのパワフルなドラミングから始まる「Halfway Home」など、彼らのルーツであるオルタナティブロックやパンクロックを軸としたナンバーを連投した。その後バンドはエネルギッシュな2曲から一転、HIROSHIがメロウに歌い上げた「Melt」、WATARUのキーボードとHIROSHIの歌声だけでしっとりと奏でられた「Too Good To Be True」を演奏し、オーディエンスを魅了。HIROSHIの「せっかくのワンマンセットだからいろんなFIVE NEW OLDを楽しんでほしい」という言葉通り、彼らは緩急をつけたセットリストでファンを楽しませた。

ここからライブは後半戦に突入。HIROSHIは「まだやっていない曲、聴きたい曲ありますよね? ギア上げてくからしっかりついてこいよ!」とオーディエンスを焚きつける。バンドは2015年リリースのアルバム「LISLE’S NEON」から「Hole」、メジャーデビュー後初のアルバム「Too Much Is Never Enough」から「Sunshine」とアッパーなナンバーを畳みかけ、観客がバンドの熱演に応えるように大合唱する場面も。「Ghost In My Place」ではHIROSHIが身にまとっていた白い長袖シャツを頭からかぶって“Ghost”に扮し、そのまま歌唱する茶目っ気たっぷりなパフォーマンスでフロアを盛り上げた。音源とは異なる歌い出しをフィーチャーするようなライブアレンジが施された「By Your Side」では、WATARUがギターとキーボード両方を駆使してスキルフルに熱演。すると突然HIROSHIがフロアに降りて場内にどよめきが広がる。彼はフロアの真ん中を通り会場後方まで移動し、PAブース前の台の上に立ってソウルフルな歌声を届けた。さらにオーディエンスにマイクを向けてシンガロングを煽るなど、観客と距離の近いライブを展開していった。HIROSHIがステージに戻って、本編最後の楽曲「Gotta Find A Light」を投下し、4人は歓声に包まれながらステージを後にした。

アンコールではWATARU以外のメンバーが、ツアーTシャツを着てステージに登場。ここでメンバー1人ずつMCをすることになり、SHUNやHAYATOがこの公演をソールドアウトできたことについて喜びや驚きを交えて語る中、話題はWATARUの衣装に。彼は物販で販売しているTシャツのサイズが小さくて着れなかったことを説明。するとHIROSHIが、スタッフが特注して作ったツアーTシャツを彼が家に忘れてきたことを暴露してファンを笑わせた。続けて「いい意味でこのツアーの達成感がないんです。もちろん自分たちのワンマンにこんなにたくさんの人が来てくれたのはうれしいけど、『やったぜ!』よりも『まだまだ届けたい』って気持ちが強くて。みんなを連れてもっと大きい場所、広い世界へ行きたい。そんな思いを自分に宿せたツアーでした」とHIROSHIはツアーの感想と今後に向けた意気込みを真摯に述べた。

そのあと、彼らはこのツアーの集大成を見せつけるかのように「Black & Blue」「Good Life」とスケール感のある楽曲をプレイ。HIROSHIはツアーの開催にあたり制作したCD「For A Lonely Heart」の“現代社会の孤独”というコンセプトに触れ、「あなたがもし孤独を感じていたとしても、僕たちは、僕たちの音楽は、僕たちの思いは、ずっとあなたのそばにいる。これからもあなたの人生に少しだけ彩りを与えていけたら」と締め、最後は「Gateway」を丁寧に紡いでツアーの幕を下ろした。

FIVE NEW OLDはこの日のライブで初のアジアツアーの開催を発表。日本公演のみ詳細も併せて告知され、ファイナルは2019年5月25日に東京・マイナビBLITZ赤坂で行われる。チケットの先行予約は現在オフィシャルサイトにて先着順に受け付けられている。

FIVE NEW OLD「ONE MAN TOUR 2018 "ONE MORE DRIP"」2018年11月18日 LIQUIDROOM セットリスト

01. Undercover
02. Youth
03. Gold Plate
04. Not Too Late
05. Liberty
06. Dance with Misery
07. Sugar(オリジナル:Maroon 5)
08. Stay(Want You Mine)
09. Instrumental
10. Liar
11. Halfway Home
12. Melt
13. Too Good To Be True
14. Hole
15. Sunshine
16. Ghost In My Place
17. By Your Side
18. Gotta Find A Light
<アンコール>
19. Black & Blue
20. Good Life
21. Gateway

FIVE NEW OLD「FIVE NEW OLD ASIA TOUR 2019 #JAPAN」

2019年5月18日(土)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
2019年5月23日(木)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2019年5月25日(土)東京都 マイナビBLITZ赤坂
※海外公演の詳細は後日発表

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