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嵐とSixTONES、『夜会』から感じた共通点と際立つ個性 交流エピソードも明らかに

リアルサウンド

19/9/12(木) 7:00

 9月5日放送の嵐・櫻井翔と有吉弘行の冠番組『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に、嵐の後輩グループであるSixTONESが初出演した。

 SixTONESは、髙地優吾、松村北斗、田中樹、京本大我、ジェシー、最年少の森本慎太郎の6人からなるグループ。2020年にCDデビューすることが決まっている。

 今回は、平成にジャニーズJr.の活動を始め、嵐としてデビューした櫻井と、令和にJr.活動をしていてデビューするSixTONESを徹底比較する企画「平成ジャニーズ対令和ジャニーズ」がオンエアされた。

 まずはジャニーズ事務所への入所方法。“平成ジャニーズ”である嵐の世代は、ほとんどの人が自分かいとこや姉といった親族が履歴書を送付している。櫻井は自分自身で履歴書を送付した、と笑って話していた。

 ちなみに、嵐のメンバーは、全員が自分自身か親族が履歴書を送付している。メンバー内で“エリート”と呼ばれている松本潤でさえ、オーディションを受けていないだけで履歴書は送付している。

 それに対し、“令和ジャニーズ”であるSixTONESは、6人中森本、ジェシー、京本の3人がジャニー喜多川から直接スカウトされて事務所に入所している。3人は履歴書を送付していないのだという。

 森本は、家族で食事をしていた中華料理屋さんでスカウトされ、ジェシーはジャニーズ側がハーフの子を探していたようで別のJr.を通してジャニーさんと対面。10歳だった当時、交通費として1000円もらったそうで、「最高だ!」と思ったと言ってスタジオの笑いを誘った。

 一方京本は、実家にジャニーさんから電話がかかってきたという。その電話で「KAT-TUNのデビューライブがあるから見に来ないか」との誘いを受けた京本はライブを見に行く。ところがなんと、急にそのライブに普段着のまま出演することに。マイクを持ち、亀梨和也の紹介を受け「大我です!」と自己紹介。その後パフォーマンスされた「青春アミーゴ」を、この日初めてダンスをやったにも関わらず見様見真似で踊り切った。 

 次のテーマは、活動方法。“平成ジャニーズ”である嵐の世代は、雑誌やテレビで全力投球していたという。櫻井はテレビも雑誌も本当にたまにあるくらいだった、と話した。嵐の世代は、Jr.が単独で番組を持っていたり、デビュー後すぐテレビ番組に出演したりしていた。特に、『8時だJ』(テレビ朝日系)には現在の嵐、関ジャニ∞、山下智久、生田斗真など、今も第一線で活躍するジャニーズが多数出演していた。

 “令和ジャニーズ”であるSixTONESは、SNSとYouTubeが解禁され、デジタルでの活動が増えている。リハーサルでのダンス動画は200万回以上再生されており、その人気ぶりがうかがえる。

 さらに番組では嵐との交流エピソードも飛び出した。松本はSixTONESの舞台にゲスト出演したり、ジェシーの相談に乗ったりしてくれる頼り甲斐のある先輩のようだ。二宮和也は京本、髙地、マネージャーの3人でラーメン屋に行ったところで偶然会い、たくさん話をした後、ラーメンをご馳走してくれたのだという。相葉雅紀は髙地いわく、いつもにこやかで、合間によく話をしてくれる存在。髙地は相葉に「憧れています!」と声をかけたら、笑顔で「ありがとう!」と答えてくれたというエピソードを嬉しそうに話した。さらに、SixTONESが嵐のバックダンサーだった頃、ジェシーが大野智と出る場面が一緒で、スタッフが大野に向かって仰いでいたうちわを大野が自分で手に取り、ジェシーに向けて仰いでくれたことがあったという。ジェシーは当時を振り返り「優しい!」と感動した様子を見せていた。

 今回の櫻井とSixTONESの共演で、嵐とSixTONESの共通点が浮かび上がってきたように思う。嵐はとにかく5人の個性が際立つ。歌とダンスが上手く芸術にも秀でた大野智、ニュースキャスターや司会進行もできる櫻井、演技が上手く頭も良い二宮和也、誰よりも気遣いができ笑顔&動物担当の相葉雅紀、ライブ演出の中心にいる松本潤。一方のSixTONESも6人の個性が実に豊かだ。例えば、今回スタジオでものまねを披露した京本はもちろん、隣にいた田中とのコンビも面白く、ジェシーも自由なキャラクターだ。また、“笑顔担当”の髙地は相葉と共通する雰囲気を持っているようにも感じる。

 さらにSixTONESは、今年、松坂桃李主演ドラマ『パーフェクトワールド』への出演を果たした松村はじめ、全員が舞台出演の経験がある。嵐のように、これから俳優業でも活躍するメンバーが増えていくのだろうと期待は高まる。

 何より一番の共通点は、各メンバーの個性やキャラクターがバラバラであることだ。それぞれの個性が際立つことでグループが輝きを放っている。なおかつ、両グループとも、人を傷つけることなく笑いを生む、ユーモアと優しさを持っている。共演を重ねて関係性を深め、いつかSixTONESメンバーと櫻井の交流エピソードも聞いてみたいところだ。

■板垣マリ子
1983年生まれ。ジャニーズ、嵐、GLAY大好きライター。主にwebで記事を執筆している。

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