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左から駒田一、松本白鸚、瀬奈じゅん。

松本白鸚が“夢”を胸に秘め、日本初演50年の「ラ・マンチャの男」帝劇へ

ナタリー

19/10/5(土) 23:05

松本白鸚が主演・演出を務めるミュージカル「ラ・マンチャの男」東京公演が、昨日10月4日に東京・帝国劇場で開幕。初日に先駆け同日、囲み取材が行われた。

囲み取材にはセルバンテス / ドン・キホーテ役の白鸚、アルドンザ役の瀬奈じゅん、サンチョ役の駒田一が出席。本作が今年で日本初演50周年を迎えたことに、白鸚は改めて関係者や家族、友人、観客への感謝を口にしつつ、「昭和から平成、令和とやってきましたが、僕が一番大事に思うのは今。駒田さんや瀬奈さんと共演する『ラ・マンチャ』が愛おしいです」と2人に視線を送る。初演から本作で主演を務めてきたことには「ほかにすることがなかった(笑)」と冗談を飛ばしながら「『ラ・マンチャ』の歌ではありませんが……苦しみや悲しみを勇気や希望に変えることが自分の俳優としての仕事と思っています」と言葉に力を込め、「僕ばっかりしゃべっていないで、お二人にもぜひ話していただいて!(笑)」と水を向けて記者たちを和ませた。

長年本作に出演し、サンチョ役は今年で10年目となる駒田は「まだまだ修行の日々。今が大切だと言うことは僕も痛感しています。今日何ができるか、今日できたことをどう明日につなげるかを『ラ・マンチャ』で学びました」と言葉に力を込める。また普段から白鸚のことを「旦那様」と呼んでいると言う駒田は「初めは“幸四郎さん”と呼んでいましたが、お名前が白鸚さんに変わられた。“旦那様”と呼べば間違えなくていいなって(笑)」と冗談を交えて話し、会見場の笑いを誘った。

瀬奈は「毎日、ありえないほどの緊張を感じながら始まるのですが……終演すると、悲しいはずなのにとても幸せな気持ちと勇気をもらっています。今までにない充実感を日々感じながら演じています」とコメント。さらに瀬名は共演者に「お二人のおかげで、舞台上でも安心して自由に演じることができています」と厚い信頼を寄せ、「50年の歴史あるこの舞台で、私が足を引っ張ってはいけないという緊張感はありますが、見守ってくださっている皆様に感謝です」と笑顔を見せた。

会見では、白鸚が“夢”について語る場面も。白鸚は「ラ・マンチャの男」上演1000回記念に贈られたというスペイン旅行を振り返りながら、「コメントを求められて『60過ぎてから見る夢が本当の夢だ。今まで見てた夢は“夢見る夢男”の夢だ』としか出てこなかった」と話す。公演1300回を前にインタビュアーから現在の夢を尋ねられると、「そういうことは胸に秘めて、口にしないんです!(笑)」と答えつつも、「夢といえば、私の子供たちのこと。長男(現・松本幸四郎)は高麗屋である歌舞伎の道を、長女(松本紀保)は、シアターナインスで手がけてきた小劇場の道を、次女(松たか子)は、ミュージカルや映像の道をそれぞれ進んでいる。そういう意味では“夢”は叶ったとも言えます」と感慨を語った。

「ラ・マンチャの男」帝国劇場公演は10月27日まで。なお東京・日比谷シャンテでは、パネル展「松本白鸚と『ラ・マンチャの男』50周年展」を同じく10月27日まで開催する。

日本初演50周年記念公演 ミュージカル「ラ・マンチャの男」

2019年9月7日(土)~12日(木)※公演終了
大阪府 フェスティバルホール

2019年9月21日(土)~23日(月)※公演終了
宮城県 東京エレクトロンホール宮城

2019年9月27日(金)~29日(日)※公演終了
愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール

2019年10月4日(金)~27日(日)
東京都 帝国劇場

脚本:デール・ワッサーマン
作詞:ジョオ・ダリオン
音楽:ミッチ・リー
訳:森岩雄、高田蓉子
訳詞:福井崚
振付・演出:エディ・ロール(日本初演)
演出:松本白鸚

キャスト

セルバンテス / ドン・キホーテ:松本白鸚
アルドンザ:瀬奈じゅん

サンチョ:駒田一
アントニア:松原凜子
神父:石鍋多加史
家政婦:荒井洸子
床屋:祖父江進
ペドロ:大塚雅夫
マリア:白木美貴子
カラスコ:宮川浩
牢名主:上條恒彦

隊長:鈴木良一
ギター弾き:ICCOU
ムーア人の娘:真田慶子
フェルミナ:北川理恵

美濃良、山本真裕、小川善太郎、山本直輝、宮河愛一郎、照井裕隆、市川裕之、佐々木誠、斉藤義洋、下道純一、楢原じゅんや、宮川智之、北村圭吾、飯田一徳、堀部佑介、齋藤信吾、高木勇次朗、島田連矢、大塚紫文、高田実那

※高田実那の「高」ははしご高が正式表記。

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