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泉谷しげる、松本利夫主演映画『無頼』主題歌を担当 初の予告編ナレーションにも挑戦

リアルサウンド

20/2/20(木) 12:00

 5月16日公開の松本利夫主演映画『無頼』の主題歌が、泉谷しげるの「春夏秋冬~無頼バージョン」に決定。さらに、初の予告編ナレーションも務めた泉谷のコメント映像が公開された。

 本作は、『パッチギ!』『黄金を抱いて翔べ』などの井筒和幸監督による8年ぶりとなる新作映画。誰もが“欲望の資本主義”を追いかけた戦後の激しく変転を続けた昭和を舞台に、世間という“良識の監獄”の外側で生き抜いたヤクザ者たちの群像劇描く。

 太平洋戦争に敗れ、貧困と無秩序の中に放り出された日本。焼け跡から立ち上がった大衆は、高度経済成長のもとで所得倍増を追い、バブル崩壊まで欲望のままに生きて、昭和が去ると共に勢いを止めた。理想の時代から、夢の時代、そして虚構の時代へ──。誰もが豊かさを欲する社会の片隅で、何にも怯むことなく、たった一人で飢えや汚辱と闘い、世間のまなざしに抗い続けた“無頼の徒”がいた。やがて男は一家を構え、はみだし者たちを束ねて、命懸けの裏社会を生き抜いていく。

 松本利夫が主人公を、妻役を柳ゆり菜が演じるほか、木下ほうか、ラサール石井、升毅、小木茂光、隆大介、外波山文明、三上寛、中村達也らが脇を固める。

【動画】泉谷しげる『無頼』コメント特別映像

 公開された映像では、泉谷が予告編を見た感想や、ナレーションに初挑戦した感想を語っている。

 主題歌となる「春夏秋冬~無頼バージョン」は、映画のために新たに収録されたものとなり、5月に発売されるCDアルバム『無頼 全曲集~春夏秋冬~』(ベルウッド・レコード)」に収録される。

■泉谷しげる コメント

今回、8年ぶりの井筒監督の作品で、主題歌と予告編ナレーションを担当しました泉谷しげるです。予告編を見ただけで面白かったですね。何がいいかというと、昭和の色ですかね。それを今やっているのがいい。EXILEのMATSUがEXILEに見えないのがいい。予告編で期待しています。見に行っちゃいます。(ナレーションの声は)我ながら、自分でいい声だなと思いました。皆さん、気がついてくれるでしょうか? (映画の)主題歌に春夏秋冬という50年以上も前の曲が選ばれたのですけど、歌というのはどの世代、どの環境にいる人たちにもテーマとして流れるものだとしたら、それは大変幸せなことで。それがサラリーマンだろうが、普通の主婦であろうが、どんなものでも映像のバックに使っていただけるとしたら、それは大変名誉なことではないかなと思います。あんないい歌を本当に俺が作ったのか、疑問ですが(笑)。井筒監督の作品に合うように新しくアレンジし直したので、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。

(リアルサウンド編集部)

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