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ムロツヨシ「マイ・ダディ」で念願の初主演に喜び「一度は経験してみたかった」

ナタリー

中田乃愛(左)からバラの花束を受け取るムロツヨシ(右)。

「マイ・ダディ」の完成報告イベントが本日6月20日に東京・ブロードメディア試写室で行われ、キャストのムロツヨシ、中田乃愛、監督の金井純一が登壇した。

小さな教会の牧師・御堂一男の日々が、一人娘・ひかりに病気が発覚したことで変化していくさまを描く本作。左目が腫れているためサングラス姿で登場したムロは、「決して初主演で調子に乗っているからではございません」と冗談を飛ばしつつ、本作で俳優歴25年にして映画初主演を務めたことに「やっとここまでたどり着いたなという気持ちです。もちろん、主演が偉いというわけではありませんが、一度は経験してみたかった目標でもありましたので、うれしいです」と笑顔を見せる。

TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2016で準グランプリに輝いた企画を、金井が自ら映画化した本作。ムロは脚本を読んだときのことを「飛行機の移動があったので、その2時間弱の間に読んだのですが、周囲がざわつくほど号泣してしまいました。台本を読んでここまで感情が揺さぶられ、人がいる場所で泣いたのは人生で初めてです」と振り返る。ムロからの言葉を受け、金井は「何年も考えた脚本がムロさんに伝わったことがわかり、本当にうれしいです。今の話を聞いて、僕が泣きそうです」と感激の様子で述べた。

イベントでは、本日が父の日であることにちなみ、ひかり役の中田から「お父さん、いつもありがとうございます。ひかりはいつも反抗期で扱いづらい娘かもしれないけれど、これからもよろしくお願いいたします」と手紙が読まれる場面も。さらに“ムロ”に掛けて66本のバラの花束を贈られたムロは、「しっかり思いの重みを感じています。撮影で花束をもらうことは多いけれど、こういった形でもらう花束は初めてです」と喜びを噛みしめた。

「マイ・ダディ」は9月23日に全国で公開。

(c)2021「マイ・ダディ」製作委員会

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