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塚本晋也「斬、」や柳楽優弥×小林薫「夜明け」など釜山映画祭に出品

ナタリー

18/9/4(火) 21:00

「斬、」 (c)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

第23回釜山国際映画祭への出品作が明らかに。日本からは塚本晋也の監督作「斬、」、広瀬奈々子の監督デビュー作「夜明け」、御法川修がメガホンを取った「母さんがどんなに僕を嫌いでも」などが出品されるとわかった。

池松壮亮と蒼井優が共演する時代劇「斬、」は、ガラプレゼンテーション部門に出品される。塚本は「釜山映画祭は、映画祭が始まった年から呼んでいただき、お客さんのあまりの熱狂ぶりに感動しました。毎回心にあたたかいお土産を持ち帰らせていただきます。このたびも釜山のお客さんとお会いできるのが今からとても楽しみです」とコメントした。

「夜明け」はニューカレンツ部門へ。柳楽優弥と小林薫が共演する本作では、ある秘密を抱えて逃れてきたシンイチと名乗る青年が、見ず知らずの男・哲郎に偶然助けられ、徐々に信頼関係を築いていくさまが描かれる。柳楽は「以前参加した際に、釜山国際映画祭はとても活気に溢れた映画祭という印象を受けたので、今回も参加出来る事をとても楽しみにしております」、広瀬は「言葉にできないものを言葉にしないまま描くことに挑戦した本作を、韓国、アジアの方々にどのように受け取ってもらえるかとても楽しみです」とつづった。なお「夜明け」は2019年1月18日に公開されることも決定した。

「母さんがどんなに僕を嫌いでも」はアジア映画の窓部門に出品となる。太賀が自分を拒絶してきた母と向き合う主人公タイジ、吉田羊が母・光子を演じた。御法川は「長い月日を重ねて完成した映画が、釜山国際映画祭でお披露目されることになり、込み上げる気持ちを抑えられません。本作で描かれる母と子の物語が、アジアの玄関口から世界中へと羽ばたいてくれることを期待します」と述べている。

なお第23回釜山国際映画祭には「愛しのアイリーン」「菊とギロチン」「寝ても覚めても」「未来のミライ」「ペンギン・ハイウェイ」なども出品される。同映画祭は10月4日から13日にかけて韓国で開催。

塚本晋也 コメント

釜山映画祭は、映画祭が始まった年から呼んでいただき、お客さんのあまりの熱狂ぶりに感動しました。毎回心にあたたかいお土産を持ち帰らせていただきます。このたびも釜山のお客さんとお会いできるのが今からとても楽しみです。そしてこの映画が皆さんの心にどう映るのかが楽しみです。ヴェネチア、トロント、釜山と、『斬、』にとって大切な三本柱を立てることができました。とてもよいスタートがきれたと思っています。

柳楽優弥 コメント

映画祭に参加出来る事がとても嬉しいです。以前参加した際に、釜山国際映画祭はとても活気に溢れた映画祭という印象を受けたので、今回も参加出来る事をとても楽しみにしております。
広瀬監督の作品が多くの方に届いたらいいなと思います。

広瀬奈々子 コメント

昨年、釜山国際映画祭のAPMという場で映画の企画をプレゼンする機会があり、街全体に帯びる映画への情熱と、他国の映画人への懐の深さを感じ、またここに戻ってくることを一年間目標にしてきました。素晴らしい映画祭でデビュー作を上映できることを心から嬉しく思っています。言葉にできないものを言葉にしないまま描くことに挑戦した本作を、韓国、アジアの方々にどのように受け取ってもらえるかとても楽しみです。今ここでしか味わうことのできない様々な景色や言葉に触れ、たくさん吸収してきたいと思います。

御法川修 コメント

原作を初めて手にした日から5年。作りたい気持ちと、作らねばならないという気持ちが重なる題材に巡り合うことは稀なことです。本作の企画は、自分とプロデューサーの個人的な情熱だけを頼りに始まりました。最初は行き先の不安な船出でした。やがて太賀さんと吉田羊さんが企画に光を与えてくれ、映画化実現への鼓動が大きくなりました。長い月日を重ねて完成した映画が、釜山国際映画祭でお披露目されることになり、込み上げる気持ちを抑えられません。本作で描かれる母と子の物語が、アジアの玄関口から世界中へと羽ばたいてくれることを期待します。

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