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GWはミュージカル&コンサートにどっぷり「ブラメリ」「生きる」などを放送

ナタリー

21/4/26(月) 12:10

ミュージカル「ブラック メリーポピンズ」より。(撮影:難波亮)

5月2日から5日まで、CS衛星劇場で「G.W.はどっぷりステージDAY~ミュージカル&コンサートSP~」が放送される。

CS衛星劇場では、4日間連続でミュージカルやコンサートをオンエア。5月2日にはミュージカル「ブラック メリーポピンズ」2016年公演や、ミュージカル「生きる」2020年公演の鹿賀丈史主演版、韓国ミュージカル「ランボー」、オンライン配信用に作られた「ウェブミュージカル『A KILLER PARTY』」、韓国ミュージカル「エクスカリバー」の5本が放送される。

3日には「韓流ぴあ Presents K ミュージカルスペシャル『笑う男』コンサート」「FRANK WILDHORN & FRIENDS 2019」、そしてボーイズグループ・VIXXのメインボーカル・LEOと、ミュージカル俳優・KAIによるミュージカルコンサート「KAI×LEO(VIXX)Musical Concert~韓流ぴあ Presents Kミュージカルスペシャル~」、4日には第3回韓国ミュージカルアワードの授賞式と、2019年に開催された「Brand New Musical Concert 2019」がラインナップされた。

さらに5日には中川晃教、田代万里生、藤岡正明が出演した「カルッツかわさき×神奈川フィルハーモニー管弦楽団 ミュージカル・ガラ・コンサート」と「中川晃教 LIVE2021 in YOKOHAMA」がオンエアされる。

放送に向けて、宮本亞門と中川からコメントが到着。宮本が「生きる」について、中川が「中川晃教 LIVE2021 in YOKOHAMA」について思いを語るメッセージの全文は下記の通り。

宮本亞門コメント

今回、初演と違うのは、監督黒澤明氏の「生きる」への想いに一段と共鳴したこと、そして一昨年、自分ががんを患い、主役の胸中を実感できる贈り物をいただいたことです。もちろん俳優も演出家も実体験がないと表現できないのでは、想像力の欠如に他なりません。でも、がんを患ったことで、死を垣間見たり、がんサバイバーの人達との出会い、ますます生きる尊さに触れました。そして、それがどんなに壮絶でも、黒澤氏が映画に入れ込んだ台詞「これでは死にきれない」という生への渇望と、向き合うことができたのです。

開幕前に、黒澤氏のお墓参りに伺い、感じました。金字塔と言われる作品を作り出した世界のクロサワの墓は、まさかとは思うほど、慎ましく、先に亡くなった妻と二人で眠る、等身大の人間愛が滲みでたものでした。晩年自殺未遂までした黒澤氏は、余人には計り知れない苦悩や葛藤を抱え、ご夫婦で乗り越えてきたのです。そんな黒澤氏だからこそ、利他的な愛に満ちた名作「生きる」を創り上げたのだと、しみじみと感じ入りました。

また、世界中が予想もしなかったコロナ禍に見舞われた今、多くの方が、何のために生きているのか、このままの生活で良いのか、自分は何を大切にしているのか……人生、家族、仕事、あるいは生きることや死ぬことについて、それぞれに自分の内面に向き合う機会になったのではないかと思います。

この主人公、渡辺勘治も、宣告によって突然の人生の方向転換を強いられ、人なら誰もがするように、混乱し、悩み、でも一条の希望を見つけようと、もがき、生きることを全うした姿が、あなたの心の触れることを願うばかりです。

私自身、再演の稽古場では、勘治を演じるお二人や、キャスト全員が初演よりもさらに深く役に迫り、言葉が言霊となって響く瞬間に立ち会い、初演とはまた違う、身体が震えるほどの幸せを噛みしめています。

この作品を通して、生きることの素晴らしさを肌で感じ、明日からの活力にしていただけたなら、私たちが一丸となって作品を創った甲斐があります。

中川晃教コメント

今回のコンサートは当初は2月にやる予定でしたが、緊急事態宣言の影響で延期されることになり、ようやく3月に開催することができました。まだまだコンサートや音楽活動が日常には戻っていないのですが、今回開催できたことによって安堵の気持ちと同時に、ようやくデビュー20周年となるスタートの一歩を踏み出せたという思いです。

普段はミュージカルで台詞をしゃべって歌を歌って、という姿をお見せしているのですが、私自身の出発点は音楽でした。音楽があるからミュージカルの世界に踏み出して、これまでやって来られました。今回のライブでは、自分の本来の気持ちや感じていることを歌えたらいいなと思って選曲しています。明るく楽しい気持ちにさせてくれたり、前向きな気持ちにさせてくれるのが、今音楽ができることの一つなのかなと考えています。だから、一曲目には無条件に誰もがリズムを刻みたくなるような、手拍子で一体感を感じられるような名曲を持ってきました。未発表の曲も入れていて、20年の間に私が出会ってきたすべてが詰まったコンサートになっています。

これまでたくさんの素敵な音楽に出会ってきましたが、今、同じ時代を生きている皆さんに向けて、自分がどんな歌を歌っていくべきなのか、という思いがどんどん強くなってきています。音楽というものが主役であり、もちろん歌っているのは中川晃教ですが、同時に私自身だけの音楽ではなく、世の中にある素敵な音楽を語り部として歌い続けていきたいです。“歌”というものに息吹を吹きかけていく、“歌”に生きていく、ということを自分の音楽活動で目指していきます。

CS衛星劇場「G.W.はどっぷりステージDAY~ミュージカル&コンサートSP~」放送ラインナップ

ミュージカル「ブラック メリーポピンズ」(2016年公演)

2021年5月2日(日)11:30~

作・歌詞・音楽:ソ・ユンミ
出演:中川翔子、小西遼生、良知真次、上山竜治、一路真輝

ミュージカル「生きる」2020年(主演:鹿賀丈史)

2021年5月2日(日)13:45~

作曲・編曲:ジェイソン・ハウランド
脚本・歌詞:高橋知伽江
演出:宮本亞門
出演:鹿賀丈史、村井良大、小西遼生、唯月ふうか、May'n、山西惇 ほか

韓国ミュージカル「ランボー」

2021年5月2日(日)16:00~

作:ユン・ヒギョン
作曲:ミン・チャンフン
演出:ソン・ジョンワン
出演:ユン・ソホ、キム・ジョング、ペク・キボム

ウェブミュージカル「A KILLER PARTY」

2021年5月2日(日)18:00~

作:ユン・ヒギョン
作曲:ミン・チャンフン
演出:ソン・ジョンワン
出演:ユン・ソホ、キム・ジョング、ペク・キボム

韓国ミュージカル「エクスカリバー」

2021年5月2日(日)20:15~

脚本:アイヴァン・メンチェル
作曲:フランク・ワイルドホーン
作詞:ロビン・ラーナー
演出:スティーブン・レイン
編曲:クーン・シューツ
振付:ジェイミー・マクダニエル
音楽監督:ウォン・ミソル
出演:KAI、パク・ガンヒョン、シン・ヨンスク、キム・ジュンヒョン、キム・ソヒャン

「韓流ぴあ Presents K ミュージカルスペシャル『笑う男』コンサート」

2021年5月3日(月・祝)16:00~

出演:パク・ガンヒョン、シン・ヨンスク、ヤン・ジュンモ

「FRANK WILDHORN & FRIENDS 2019」

2021年5月3日(月・祝)17:15~

出演:フランク・ワイルドホーン、柚希礼音、ジャッキー・バーンズ、マシュー・ジェームス・トーマス

「KAI×LEO(VIXX)Musical Concert~韓流ぴあ Presents Kミュージカルスペシャル~」

2021年5月3日(月・祝)19:00~

第3回韓国ミュージカルアワード

2021年5月4日(火・祝)16:00~

出演:パク・ヒョシン ほか

「Brand New Musical Concert 2019」

2021年5月4日(火・祝)18:00~

出演:中川晃教、加藤和樹、伊礼彼方、イ・ソジョン、藤岡正明、山野靖博

「カルッツかわさき×神奈川フィルハーモニー管弦楽団 ミュージカル・ガラ・コンサート」

2021年5月5日(水・祝)16:00~

出演:中川晃教、田代万里生、藤岡正明、笛田博昭、宮本益光、昭和音楽大学ミュージカルコース有志

「中川晃教 LIVE2021 in YOKOHAMA」

2021年5月5日(水・祝)18:15~

出演:中川晃教

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