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SUPER★DRAGON ジャン、颯、毅個人MV分析 繋がり合う世界が表す物語の行方

リアルサウンド

19/8/4(日) 12:00

 9人組ダンス&ボーカルグループ・SUPER★DRAGONが、最新アルバム『3rd Identity』のリリースに向けて、メンバー自身がプロデュースした個人MVを順次公開している。

 この『3rd Identity』には、各メンバーが楽曲/MVのアイデアを出した個人プロデュース曲9曲と、全員リード曲「Don’t Let Me Down」を収録。全曲に用意されたMVは、Blu-rayの収録順に並べるとストーリーが浮かび上がる構成になっている。1〜3曲目を紹介した前回に続き、今回は4〜6曲目、「New Game」「Dragonfly」「My Playlist」のMVについてまとめてみたい。

「New Game」ジャン海渡 

[MV] SUPER★DRAGON / New Game(Promotion Edit)

 4曲目はジャンがプロデュースを担当した「New Game」。この楽曲はトラップやベースミュージックの要素を取り入れたジャン、洸希、和哉によるラップ組の歌唱曲で、ジャンはリリック面でも制作にかかわり、現実と仮想空間の見分けがつかなくなるという現代的なテーマのリリックを完成させている。そしてMVでは、彼がヘッドセットをつけてVRゲームをしたり、コントローラーを持ってTVゲームを遊ぶ姿が映され、ゲーム内に登場するコンビニが現実世界に姿を現すなど、歌詞の世界観そのままの映像が広がっている。中でも注目は、地下通路のシーンで、黒服の集団に追われているメンバーの颯とすれ違うこと。このMVが他メンバーの個人MVの世界とも繋がっていることが伝わるような雰囲気だ。

「Dragonfly」飯島颯 

[MV] SUPER★DRAGON / Dragonfly(Promotion Edit)

 続く5曲目はその颯がプロデュースした「Dragonfly」。この楽曲はヘヴィロックとベースミュージックを融合させた疾走感のあるEDM×ロックチューンで、初期からのSUPER★DRAGONらしさを感じさせる楽曲のひとつになっている。また、MVは友達との絆がテーマになっており、PCをハッキングした颯と友達が黒服の集団に追われ、連れさられた友達にペンダント型のUSBを託される様子が描かれている。「New Game」のMVでジャンとすれ違うシーンは、颯が黒服の男たちに追われる様子を描いたものだ。颯が首から下げているペンダント型のUSBは、彼と友達との友情の証にもなっている。

 

「My Playlist」古川毅 

[MV] SUPER★DRAGON / My Playlist(Promotion Edit)

 そして6曲目は毅のプロデュースによる「My Playlist」。これまでもダブステップやフューチャーベースを筆頭に、楽曲に様々なビートミュージックの要素を取り入れてきたSUPER★DRAGONだが、この曲ではムーンバートンを導入。夏を感じさせるビートに乗せて、彼自身が作詞にかかわった歌を披露している。MVでは、夜の都会を歩くワンショット風の映像を経て毅がパーティーに向かい、DJとしてレコードを回して会場を盛り上げたり、音楽に乗って踊ったりする様子が収められている。そしてこのMVに登場するパーティーには、「Dragonfly」のMVに出てきた颯の友達が登場。颯のMVでは友人が連れ去られていることを考えても、「時系列はどっちが先なのか?友人は何かを隠しているのではないか?」と色々な考察が可能だ。

[MV] SUPER★DRAGON / Don’t Let Me Down

 この3曲で明らかになっているのは、メンバーそれぞれの個人プロデュースMVの世界が、繋がり合っているということ。そして全員リード曲となる「Don’t Let Me Down」のMVには、「New Game」からコントローラーが、「Dragonfly」からUSB型のペンダントが、「My Playlist」からレコードプレイヤーが登場し、そのすべてが白く塗られた不思議な空間が広がっている。つまり、何らかの理由で最終曲「Don’t Let Me Down」のMVに集まった9人は、実はそれ以前にも同じ世界でニアミスをしていたということなのだ。

 今回のアルバム『3rd Identity』は、2017年のデビューアルバム『1st Impact』と、今年1月の2ndアルバム『2nd Emotion』を経て、グループが自身のアイデンティティを確立していく様子を詰め込んだ作品になっている。その作品において、各メンバーそれぞれの個性を発揮した個人プロデュースMVの世界観は、多種多様な9人の個性がひとつになって生まれるSUPER★DRAGONらしさを、よりダイレクトに伝えてくれるような雰囲気だ。3曲共に、MVを通じて描かれる物語の行方がますます楽しみになるものになっている。

■杉山 仁
乙女座B型。07年より音楽ライターとして活動を始め、『Hard To Explain』~『CROSSBEAT』編集部を経て、現在はフリーランスのライター/編集者として活動中。2015年より、音楽サイト『CARELESS CRITIC』もはじめました。こちらもチェックしてもらえると嬉しいです。

■リリース情報
『3rd Identity』
発売:2019年8月14日(水)
<Limited Box>
価格:¥5,500(税込)
仕様:CD&Blu-ray / デジパック / クリア三方背BOX / ブックレット(12P) ※Blu-rayのみプレイパス対応
[Limited Box 封入特典] 大判フォトカード(20枚入り) ※内1枚のみランダム(メンバーソロ全9種)
<通常盤>
価格:¥2,500(税込)
仕様:CD / ジュエルケース
封入:ブックレット(16P)

[CD] 三形態共通収録曲
01. PANDORA
02. Don’t Let Me Down
03. Jacket
04. La Vida Loca
05. My Playlist
06. Strike Up The Band
07. Dragonfly
08. New Game
09. 雨ノチ晴レ
10. Remedy For Love

[Blu-ray] Limited Box限定収録
Music Videoフルサイズ全10曲
全Music Video撮影メイキング映像
※スマホで視聴出来るプレイパスコード付き

オフィシャルサイト
『3rd Identity』特設サイト

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