Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ぴあ

いま、最高の一本に出会える

「北の果ての小さな村で」

グリーンランドの村に赴任した教師描く「北の果ての小さな村で」場面写真が到着

ナタリー

19/7/3(水) 19:25

グリーンランドを舞台とするフランス映画「北の果ての小さな村で」の場面写真が到着した。

本作では、グリーンランドにある人口80人の村の小学校に赴任したデンマーク人教師アンダースが、村人や子供たちとの交流を通して成長していくさまが描かれる。アンダース、子供たち、漁師ら登場人物を本人が演じた。監督は「L'apprenti(原題)」で第65回ヴェネツィア国際映画祭国際批評家週間作品賞を受賞したサミュエル・コラルデだ。

演劇の経験を持つアンダースは、コラルデの膨大なリサーチ量と製作プランを知って出演オファーを快諾。アンダースのために用意されたセリフは全編を通して数行しかなく、コラルデからシーンの状況やストーリーの説明を受け、撮影に臨んだという。また、氷の大地やフィヨルドといった自然、クジラの群れなどの野生動物はコラルデ自らが撮影した。

このたび、映画を鑑賞した著名人のコメントも到着。俳優の西田尚美、作家のあさのあつこ、志茂田景樹、料理人の野村友里らが本作の感想をつづっている。

「北の果ての小さな村で」は7月27日より東京・シネスイッチ銀座、UPLINK吉祥寺ほか全国で順次ロードショー。

能町みね子(文筆業・自称漫画家)コメント

私がずっと憧れ、見たいところがあるわけじゃなく
ただ「そこにいたい」と思って旅したグリーンランドの
すばらしさや大変さがぎっしり詰まってる。
こんなに入りこんでくれたことに大感謝です。
しかもこれ、ドキュメンタリーじゃないのにすべて現実につながっているんですよ!
グーグルアースやfacebookで、
映画の舞台や登場人物の現在をつい確認してしまいました。

西田尚美(俳優)コメント

自分は何がしたいんだっけ、
何が楽しくて生きてるんだろう。
大切なことに気づかせてくれる作品。
あの自然と、人々の知恵と、暮らしぶりに惚れ惚れしました。
情報に溢れている今だからこそ、見てほしい。
心にとても響きました。

あさのあつこ(作家)コメント

映画って、すごい。見終わって、しみじみと思う。
その思いは胸の中で小さな美しい珠になって、静かに煌めき続ける。
そういう珠を作ってくれる作品だった。

植田貴之(ABCテレビ「ポツンと一軒家」チーフプロデューサー)

伝統的な生活には知恵や逞しさがある。
都会的な生活には便利さがあり人生の選択肢は広がる。
どちらが“生きてる“という実感があるのか考えさせられる作品だ。
空撮や、まるで吹雪の中にいるように感じさせる大自然の映像は必見!

大塚茂夫(「ナショナル ジオグラフィック日本版」編集長)コメント

これは、「生き場所」を探す映画だ。
人間は古来、危険を冒して新天地を目指してきたが、
主人公の青年もまた、本国の息苦しさから逃げるために辺境の地に来た。
その美しくも厳しい風景の中で、彼が携えてきた「知識」はあまり役立たなかったが、
先住の村人から「知恵」を分けてもらい、生き場所を見つけていく。
その姿に静かな共感を覚えた。

松浦弥太郎(エッセイスト)コメント

私たちにとって大切なこと。それは、何を学ぶのかではなく、
何を愛するのかということだと気づかされました。

C.W.ニコル(作家・ナチュラリスト)コメント

この映画の最も大切なメッセージは、
イヌイットのような少数民族に西洋の文化や言葉を教えたいと思うなら、
まず彼らの文化や歴史、言葉を尊敬するべきだということ。
彼らにとって教育とは「人々と分け合う」ことの大切さと意味を教えること。
それがイヌイットの文化の基であり、平和の礎なのだから。

詩歩(「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサー)コメント

圧倒的・絶景!
360度の大自然を余すことなく映し出した映像美に、
思わず感嘆の声が出てしまいました。
これは絶対に、大きなスクリーンで見て欲しいです。

山崎哲秀(犬ぞり北極探検家)コメント

先住民族と分かり合うには、同じ目線で、彼らの風習を理解することからスタートします。
教師としてデンマークから赴任したアンダース青年が、最初は苛立ちながらも、
やがてそれに気付き、北の果ての小さな村で、民族の壁を越える繋がりを作り上げていく姿に、
まだまだ世の中は捨てたものではない、と心が温まりました。

たかのてるこ(地球の広報・旅人・エッセイスト)コメント

未知の絶景、犬ぞり冒険、狩猟、オーロラ……
初めて見るのに、懐かしいイヌイットたち!
主人公の青年が、故郷から逃げ、
“自分の居場所”を見つけたように、
しあわせは、自分自身で決めていいのだ。

志茂田景樹(よい子に読み聞かせ隊 隊長、作家)コメント

心を通わせる少年アサーと共に犬ぞりを駆って
自然との共存の旅に出る青年教師アンダース。
最大の獲物は本物の自分と出会うことだ。
その表情は厳しくても僻地教育に自分探しを委ねるという
甘い夢を打ち砕かれたときの暗さはない。
後は観て感じて自分の言葉で語って欲しい。

指出一正(ソトコト編集長)コメント

大きくて美しいグリーンランドの風景と、
チニツキラークという村の人々のこまやかな暮らしの描写が素晴らしく、ドキドキとしました。
特に、狩りと漁のくっきりとしたディテールが忘れられません。
この映画から世界のローカルの、かけがえのない地域のひとつを発見した気分です。

野村友里(料理人 / eatrip主宰)コメント

生きている年数が重なってくると
何が本当に 美しい光景で 美しい人で 美しい関係性なのか
知りたいという欲求が増してきた。
この映画にはその知りたいことが全て映しだされていた。
リアルとフィクションの融合ドキュフィクションという撮り方の手法にも
とても興味を惹かれました。

比嘉バービィ(タレント・モデル)

過酷な自然環境の中でシンプルに逞しく暮らす人々。
まるで人生の哲学を教えてもらっているような
心温かいメッセージが込められた作品だ。
何よりも、全編を通して映し出される
グリーンランドの雄大な自然と映像美に圧倒される。

(c)2018 Geko Films and France 3 Cinema

アプリで読む