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「少女寫集」の写真家・長谷川圭佑が初監督、女性同士の関係性描いたオムニバス

ナタリー

19/2/18(月) 16:00

「君と、徒然」より「Episode1 17歳と17歳」。

「少女寫集」シリーズで知られる写真家・長谷川圭佑が初監督を務めた「君と、徒然」が期間限定で上映される。

本作は、はかなく美しい女性同士の関係性を描いた3つのエピソードで構成されるオムニバス作品。「Episode1 17歳と17歳」には「女子高生ミスコン2017‐2018」でグランプリを獲得した福田愛依とアイドルグループ・tipToe.のメンバーである都塚寧々が出演した。「Episode2 21歳と20歳」ではシンガーソングライターのましのみと声優の木戸衣吹、「Episode3 31歳と30歳」では声優の五十嵐裕美と秦佐和子が共演している。脚本は「ANIMAを撃て!」の堀江貴大、音楽はアニメ「あさがおと加瀬さん。」の劇伴を手がけたrionosが担当した。

長谷川は「とある“二人”の長い人生のほんの一日のほんの数分を切り取った、言わば“日常”に近いものと思っています」と本作を表現している。YouTubeでは予告編が公開中だ。

「君と、徒然」は3月8日から14日まで東京・新宿バルト9、3月15日から21日まで大阪・梅田ブルク7で上映される。

また女性同士の友情や愛情を意味する「百合」をテーマとしたヴィレッジヴァンガード主催の展示フェア「百合展2019」会場にて、長谷川の撮り下ろし写真集付き「君と、徒然」Blu-rayの先行販売が決定。会場購入特典として、rionosによる劇伴音楽を収録したオリジナルサウンドトラックCDが進呈される。「百合展2019」は3月16日より東京・レンタルスペースさくら 恵比寿南で開催されたのち、大阪、宮城、愛知、福岡を巡回。詳細はイベント公式サイトで確認を。

福田愛依 コメント

演じさせて頂いた女子高生の性格と自分の性格が共通している部分が多くあった為、
より自然な状態でお芝居することが出来たと思っています。
撮影期間は1日とあっという間だったのですが、スタッフさんや地元の方との出会いがたくさんあり、とても楽しい撮影でした!
この作品では、2人がなかなか自分の気持ちを素直に伝えられないという、
女子高生ならではの悩みを表現する難しさがあったので、
2人の表情などを通して微妙に変化していく関係性にも注目して頂けたら嬉しいです。

都塚寧々 コメント

映画出演はもちろん、演技をする事自体ほとんど初めてだったので、
お話を頂いた時は「本当に私でいいのだろうか」と不安でした。
撮影が終わってからもちゃんと出来ていたのか不安でしたが、とても良い経験になりました。
素敵な作品に参加させていただく事ができて光栄です。

木戸衣吹 コメント

普段は声のお仕事をさせて頂いてるのですが、この作品では「表情」や「動き」で表現する、
いつもとはまったく違ったお芝居だったので、とても貴重な経験をさせて頂きました。
共演したましのみさんとは今回がはじめましてだったのですが、
一緒にいてとても居心地が良く集中して撮影に挑むことができました。
本編は長谷川監督が作り出す美しい世界観と役者さんのお芝居や音楽が融合した素晴らしい作品になっておりますので、是非皆様劇場でご覧ください!

ましのみ コメント

素敵な作品に参加させて頂きありがとうございます。
初演技でしたが起用して下さったその期待に応えられるよう精一杯力の限りを尽くしました。
2人の不安定な距離感や気持ちの揺れが曖昧だからこそリアルに近い形で伝わっていたら嬉しいなと思います。

五十嵐裕美 コメント

私は、画面を通して演じることしかしてこなかったので大変不安でした。正直今でも不安です(笑)。
撮影の日はとにかく監督のOKを信じました! 衣装もメイクも割と非現実的だけど、
2人のやり取りは日常的で、秦ちゃんとだったので会話もしやすく人見知りの私は助かりました。
紅葉もギリギリでしたがとても綺麗で気持ちがよかったです!
監督の映す綺麗な世界を映像でもお楽しみ下さい。

秦佐和子 コメント

監督のイメージされるとても綺麗で、切ない映像の中に存在させて頂けて本当に光栄でした。
カメラの前でのお芝居はあまり経験がなく、戸惑うことも多かったのですが、五十嵐さんと一緒だったことで緊張が解れ素直に二人の時間を楽しんで過ごすことが出来たように思います。

長谷川圭佑 コメント

この作品は、派手なアクションも壮大なCGも無ければミステリーでもサスペンスでもありません。
残念ながら殺人事件も起きなければキスシーンもありません。
とある“二人”の長い人生のほんの一日のほんの数分を切り取った、言わば“日常”に近いものと思っています。
二人の関係にも、この映画にも、正解はありません。見る人によって色んな感じ方があって、
二度目、三度目と見返すことで新しく見えてくるものがある、そんな映画になっていれば嬉しいです。

堀江貴大(脚本)コメント

3組の“ふたり”の間にある光を掬うような気持ちで脚本を書きました。
写真家である長谷川監督はその光を美しいものとして映し取ってくれたと思います。
でも映画だからその光はすぐに消えてしまう。映画館の暗闇でその儚い光を感じていただきたいです。

rionos(音楽)コメント

様々な年代の女性たちの持つ、それぞれの微妙な関係性の中にある言葉では言いつくせない感情を、
音楽では楽器の少なさや、間を大事にして表現してみました。
ピアノメインで作曲していきましたが、繊細で美しい映像に合うように、
ピアノもささやかで木のぬくもりを耳元で感じるような暖かい音色になっているので、ぜひそこにも注目しながら観てみてください。

中沢莉奈(プロデューサー)コメント

本作では、フラットな目線で、「10代・20代・30代という異なる世代の女性の美しさを描きたい」という想いがあります。
それぞれの世代の女性同士の<関係性>のなかにある揺らぎや光を感じて頂ければ嬉しいです。
この映画を観て皆さんのなかで生まれた感情と融合して、初めて完成する映画ができたと思います。

(c)2019 「君と、徒然」フィルムパートナーズ

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