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竹中直人、山田孝之ら「ゾッキの日」で撮影地に凱旋「本当に蒲郡の映画になった」

ナタリー

21/4/20(火) 13:44

「ゾッキの日」フィナーレの打ち上げ花火の様子。

映画「ゾッキ」と愛知・蒲郡市のコラボレーションイベント「ゾッキの日」が蒲郡市各所で4月18日に開催され、キャストの柳ゆり菜、川上奈々美、監督を務めた竹中直人、山田孝之、原作者の大橋裕之らが参加した。

竹中、山田、齊藤工(斎藤工)が監督を務め、2020年2月に蒲郡で撮影された本作。もともと「ゾッキの日」は2021年3月20日に実施予定だったが、昨今の社会情勢に鑑みて延期に。満を持して開催された凱旋イベントに街全体は大盛り上がりで、映画上映や舞台挨拶のほか、美術展、衣装展、オリジナルメニューの展開など各所で映画「ゾッキ」に関する催しが行われた。

最初にボートレース蒲郡で行われたトークショーでは、蒲郡へと戻ってきた喜びを竹中が「ドキドキして昨日は眠れなかった。延期は残念だったけど、そのぶん今興奮しています」と伝え、山田も「うれしいですね。本当に蒲郡の映画になったと感じています」と口にする。蒲郡市出身で、ボートレース蒲郡で働いていたこともあるという大橋は「怒られそうだけど……当時は待機が多かったので、その頃から合間に自費出版の書籍を描き進めていました」と当時の思い出を告白する。

さらに映画「ゾッキ」誕生のきっかけとなった人物である前野朋哉がスペシャルゲストとして登壇。舞台で共演していた竹中が前野の楽屋に置かれていた原作マンガを読んだことから、この映画化企画が始動したという。前野は「原作の魅力がきちんと表現されていて、それを俳優さんたちの表情の中で観れるなんてたまらないですね」と原作ファンとして絶賛した。最後に蒲郡市長・鈴木寿明も登場し、登壇者たちを「おかえりなさい」と歓迎。「原作の大橋さん、原作を読まれていた前野さん、そして竹中監督へ……人から人へとつながってこの日を迎えられたと思っています。感謝でいっぱいです」と思いを伝えた。

続いて一同は市内の各所を周り、舞台挨拶を行っていく。「ゾッキの日」の締めくくりとなるラグーナテンボス・ラグナシアでのトークショーがスタートすると、柳は「こうして映画が広がっていくんだなというのを実感しました。楽しい1日だったので寂しいです。また皆さんに会えるといいなと思います!」と名残惜しそうにコメント。川上は本作の舞台裏を収めたドキュメンタリー「裏ゾッキ」に触れながら「文化祭みたいだなと思いました。みんなが青春していますよね。だから今日は文化祭の打ち上げみたいですごい楽しい!」と気持ちを表現し、大橋も「マンガだけで終わっていたかもしれないものを映画にしていただき、街の人も楽しんでくれていると実感しました。うれしいですね」と語る。

フィナーレには花火が打ち上げられ、山田は感激しつつ「細く、長く『ゾッキ』の不思議な世界を共有できるように、もっともっとがんばっていきたいです」と映画をアピール。竹中は「蒲郡でできたことに深く感謝しています。大変な時代ですが、“続ゾッキ”へとつなげていけるよう、生き抜いていけたらと。本当にありがとうございました」と改めて感謝し、大盛況の中「ゾッキの日」の幕を引いた。

「ゾッキ」は全国で上映中。

(c)2020「ゾッキ」製作委員会

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