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兄弟役・井浦新&アキラ100%が父親と抱擁 映画『こはく』予告編

CINRA.NET

19/4/8(月) 17:09

©2018「こはく」製作委員会

映画『こはく』の予告編が公開された。

7月6日から公開される同作の舞台は、監督を務めた横尾初喜の出身地である長崎。幼い頃に別れた父の工場を受け継いでガラス細工の工場を営む亮太が、虚言癖のある兄・章一から街で父を見かけたことを告げられ、共に父を探しはじめるというあらすじだ。別れた父の姿を追い続ける主人公・亮太役に井浦新、定職に就かない兄・章一役にアキラ100%こと大橋彰がキャスティング。

公開された予告編には、Laika Came Backによる主題歌を使用。「父さんに会えたら、何ば話す?」「何やろね」という会話をはじめ、章一が「絶対迎えに来るって、そう言ったと」と口にする姿、亮太が「嘘やんか!」と怒号する様子、遠藤久美子演じる亮太の妻が子供を抱きかかえる亮太を見て微笑むシーン、亮太と章一が鶴見辰吾演じる父親に抱き締められる場面などが確認できる。

亮太と章一の父親役を演じる鶴見辰吾は「井浦さんは以前に共演したこともあるが、何年も会っていない。大橋さんは初めての共演で、お互いに顔合わせはおろか、挨拶もなかった。それにもかかわらず、空がこはく色に染まりかけたころ、本番の撮影が始まる。カメラの前で、いきなりお互い直面し、親子の関係を瞬時に築いた。この表現は映画ならではのもので、スタッフと出演者の信頼がなくてはできない撮影だ。これをやった監督の度胸に感服する」とコメントを寄せている。

また音楽と主題歌を手掛ける車谷浩司(Laika Came Back)は「仮編集の段階で、既にLaika Came Backの既存の楽曲たちが全て当てはめられており、監督の中で世界観がしっかりと確立されていた為、それに沿った形で新しい楽曲を制作していくことは、難しくも、とても新鮮な時間でした。自分の背中を、すっと伸ばしてくれました。深い悲しみと、真の強さ、そして真の優しさは、全て一体であるということを、音楽から感じて頂けたら嬉しく思います」と語っている。
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鶴見辰吾のコメント

映画「こはく」の撮影は、私が長年にわたり挑戦してみたいやり方だった。映画の中の登場人物の行動や、その反応は、常にその場で起こったことのようになくてはならないわけで、撮影はそれを記録するかのように行われるべきだということ。それをまさにやり通した。
井浦さんは以前に共演したこともあるが、何年も会っていない。大橋さんは初めての共演で、お互いに顔合わせはおろか、挨拶もなかった。
それにもかかわらず、空がこはく色に染まりかけたころ、本番の撮影が始まる。カメラの前で、いきなりお互い直面し、親子の関係を瞬時に築いた。この表現は映画ならではのもので、スタッフと出演者の信頼がなくてはできない撮影だ。これをやった監督の度胸に感服する。
この映画が多くの人の心を打つことを願います。

車谷浩司(Laika Came Back)のコメント

“父さんの曲を作って欲しい。”久しぶりに帰省し、ふたりでテーブルを囲んでいた時のこと。人生の総仕上げ、第三の人生を模索し始めた、普段自分の願望や思いをあまり口にしない父が、ぽつりと言いました。”いいよ、やってみる。”そう答えると、次の瞬間から頭の中で音が鳴り始めました。歌詞は後とし、曲自体はすぐに完成しました。するとその数日後に、今回の“こはく”のお話を頂きました。映画は父と子の話であること。家族の話であること。数日前の僕と父の出来事から、不思議にも、まるでお互いが引き寄せ合ったかのように、瑞々しく届いたお話でした。図らずも自分の父の為に書き上げたこのメロディーが、“こはく”の主題歌となりました。
楽曲作りの為にお伺いした撮影現場は、映像や音楽などの制作現場にありがちな尖り過ぎてしまう空気感がまるでなく、監督、スタッフ、新さんや彰さんをはじめ俳優部の皆さん、長崎の街の皆さんが、携わる者、誰も彼もを全て包み込んでいってしまうような温かさで時を重ねていました。この作品の撮影そのものが、ひとつの物語であるかのようでした。
仮編集の段階で、既にLaika Came Backの既存の楽曲たちが全て当てはめられており、監督の中で世界観がしっかりと確立されていた為、それに沿った形で新しい楽曲を制作していくことは、難しくも、とても新鮮な時間でした。自分の背中を、すっと伸ばしてくれました。
深い悲しみと、真の強さ、そして真の優しさは、全て一体であるということを、音楽から感じて頂けたら嬉しく思います。

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