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山田裕貴が今までにない慶喜像に挑む 岡田准一×原田眞人『燃えよ剣』追加キャスト発表

リアルサウンド

19/11/28(木) 12:00

 2020年に公開となる岡田准一主演映画『燃えよ剣』の追加キャストが公開された。

参考:現代を生きる私たちは何を直視すべきか? 『検察側の罪人』が投げかけた問いを考える

 本作は、累計発行部数500万部を超える、国民的作家・司馬遼太郎による同名小説を、原田眞人監督が『関ヶ原』に続いて岡田とタッグを組み映画化するもの。新選組・副長として組織を統率、激動の幕末を駆け抜けた剣豪・土方歳三に岡田が扮する。

 そして、土方と運命的な恋に落ちるヒロイン・お雪を演じるのは、主演を務めたNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』以来の時代劇出演となる柴咲コウ。土方の盟友である新選組局長・近藤勇を、NHK大河ドラマ『西郷どん』で大河初出演にして初主演を務めた鈴木亮平、美しき剣士・沖田総司を、今回本格的な時代劇初挑戦となる山田涼介、土方や近藤と対立する新選組初代筆頭局長・芹沢鴨を、『悪の教典』の伊藤英明がそれぞれ演じる。

 今回追加キャストとして発表されたのは、尾上右近、山田裕貴、たかお鷹、坂東巳之助、安井順平、谷田歩、金田哲、松下洸平、村本大輔、高嶋政宏、柄本明、市村正親の12名。

 歌舞伎界のニュープリンスである右近が、会津藩主で、京都守護職に命ぜられ新選組を預かることになる松平容保役で、映画初出演を果たす。また、徳川幕府15代将軍・一橋慶喜役には、数々の映画・ドラマに出演し、NHK連続テレビ小説『なつぞら』での好演も話題となった山田が扮する。原田監督からの「今までにない慶喜を」という強いリクエストに応える。

 土方、近藤、沖田と共に歴戦の数々を戦い、幕末を駆け抜けた新選組の隊士・井上源三郎をたかお、山南敬助を安井、永倉新八を谷田、斎藤一を松下が演じる。さらに、藤堂平助役にははんにゃの金田、山崎烝役にはウーマンラッシュアワーの村本が名を連ねた。

 そして、時の最大権力者である孝明帝役には巳之助が決定。新選組の前身を率い、土方らと袂を分かつことになる清河八郎役で高嶋、土方に名刀・兼定を譲り渡す古物商・丸十店主役で柄本、土方の学問の師である在村医・本田覚庵役で市村が出演する。

 松平容保役の右近と一橋慶喜役の山田からはコメントが寄せられている。

■コメント
●尾上右近(松平容保役)
初めての映画出演作品がこの『燃えよ剣』であったことを光栄に、そして誇りに思います。緊張感がピンと張り詰めた現場へ入るたび、静かな感動と興奮が沢山ありました。自分のルーツを重んじ、「受け継ぐ」責任を担う容保公の姿には、伝統芸能の世界に身を置く自分として共感できるところがありました。
「容保のことを思う日々、それは日本人の心を思う日々」。撮影期間中の僕の日記には、そんなことが書かれています。幕末の日本を生きた人物のその瞬間瞬間を、永遠に刻むという感覚を、強く意識して撮影に臨みました。この映画の中に詰まっている「日本の心」を感じていただくためにも、一人でも多くの方にご覧いただきたいと思っております。

●山田裕貴(一橋慶喜役)
本読みの段階から、今までにない一風変わった一橋慶喜にしたいと原田監督が仰っていて。
“今までにない”とかそういう言葉に弱いので、だいぶ燃えました。
時代劇の経験はほとんどなかったので不安もありました。
撮影日数が短期間だったので集中力をフルに使い、良い緊張感の中で、
「こんな慶喜は絶対嫌だなぁ」という人物に仕上げられたと思います。
自分のシーンだけでなく、作品ができあがるのが本当に楽しみです。

※高嶋政宏の「高」は「はしご高」が正式表記

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