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関ジャニ∞ 錦戸亮脱退に寄せてーーまたいつか8人で集まる日を夢見て

リアルサウンド

19/9/6(金) 6:00

 錦戸亮が、9月30日をもって関ジャニ∞を脱退し、ジャニーズ事務所からも退所することを発表した。2018年にメインボーカルを務めていた渋谷すばるが脱退し、6人の新体制で決意新たにスタートした関ジャニ∞。デビュー15周年を記念する5大ドームツアー『十五祭』を9月3日に終え、ジャニー喜多川のお別れ会が行なわれたのが9月4日のこと。その翌日である9月5日の発表と、怒涛の展開に多くのファンが衝撃を受けた。

(参考:関ジャニ∞ 大倉忠義、スカパラ谷中敦と語った“メンバーとの別れ”の経験 ライブへの熱い思いも) 

 ジャニーズ公式HP・ジャニーズnetによると錦戸が脱退を決意し、そしてメンバーがそれを受け入れたのは3月末だったそうだ。ツアー最終日、恒例となっているマスコミへの囲み取材もなく、それぞれの想いを胸に秘め、ただがむしゃらに15年分の感謝と愛をファンへと届けることに専念した。純粋に楽しんでほしいと願う、彼ららしい行動だ。

 東京ドームの前には、メンバーを模したぬいぐるみが、それまでの6体から8体へと増えていたのもそうだ。それは、大倉忠義のアイデアから生まれたサプライズだという。もちろん、その8体とは、横山裕、村上信五、丸山隆平、安田章大、錦戸亮、大倉忠義、に加えて、かつてのメンバーだった渋谷すばると内博貴だ。

 「僕ら15年に2人抜けてるんですけど、彼らはいたし、それは嘘を作りたくない。ファンは泣いてしまうかもしれないんですけど、僕らは8人でやってたときもあるし、7人でずっとやってきてたし、去年から6人になったけど、全員でステージに立ってた。今も立ってるように思うし」と語ったのは、8月3日放送の『オールナイトニッポンサタデースペシャル 大倉くんと高橋くん』(ニッポン放送)だった。

 その日、ゲストで登場した東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦と、フロントマンが抜けて途方に暮れてしまう事態をどう乗り越えるのか、を熱く話し合っていた大倉。渋谷すばるの抜けた穴を懸命に6人で盛り上げてきたことを振り返っているのだと思って聞いていたが、この時すでに錦戸の旅立ちが間近に控えているのを覚悟して語っていたのだと思うと、一層こみ上げるものがある。

 8人から7人、そして6人から5人へ。どんなに盛大に送り出しても、どんなにひっそりと旅立っても、別れはいつだって寂しいものだ。だが、関ジャニ∞は、それだけの別れを経験してもなお「最初は8人だった」とその思い出を大切に前を向いて歩いてきた。そして、いつだってそれをファンが応援してきたグループだ。

 〈前向き!前向き!(前向き!前向き!)我人生旅〉(「前向きスクリーム!」)と、今こそ笑顔で歌ってほしい。アイツがいないと寂しいということは、それだけいい関係を築けてきた証拠、もう二度と同じ風景を見られない悔しさは、それだけ素晴らしい思い出ができた証拠なのだから。

 フロントマンが抜けたのなら、東京スカパラダイスオーケストラのようにゲストボーカルを迎えてもいいのではないか。アイドルとしては異例のインストゥルメンタル作品を発表してもいいのではないか。なんなら、またいつか8人で集まる日を……別の場所にいるからこそ、再会という夢も描ける。

 関ジャニ∞なら前例や慣習なんかに縛られず、〈ハジケにゃ 損! 損!〉と発想の逆転で“今”を楽しんでいく力があるはずだ。人生はズッコケの連続で、乗り越えたと思ったら、また次の試練が立ちはだかる。悲しみや悩みごと、寂しさに孤独、だからこそ、何度も何度も立ち上がって「ワッハッハー」と歌う関ジャニ∞が私たちには必要なのだ。そしてファンが笑えば、彼らも笑う。今は寂しさに包まれてしまうかもしれないが、どうかそれぞれの道で彼らが前向きに頑張れるように、笑顔で応援し続けたい。(佐藤結衣)

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