佐藤大樹&佐藤寛太の 映画の処方箋、お出しします!
『さよならくちびる』
月2回連載
第19回
19/6/8(土)
今回の作品は、劇場公開されたばかりの『さよならくちびる』。解散を決めたガールズバンドのメンバーふたりと、彼女たちをサポートしてきたマネージャーの青年とのドラマを描いた作品で、小松菜奈、門脇麦、成田凌という魅力的な共演も話題のロードムービーです。プレゼンしてくれる大樹さんは、大のお気に入り作品になったようで……!
寛太 前回の『小さな恋のうた』に続いて音楽ものですね。今回、僕はまだ観られていないんですけど、大樹くんすごく好きそう!
大樹 うん、ものすごく良かった。“ハルレオ”っていう女の子のデュオが、解散するって決めるところからストーリーが始まるのが面白いんだよね。マネージャーのシマも一緒に最後のツアーに出るんだけど、この3人のバランスが最高。
寛太 門脇麦さん、小松菜奈さん、成田凌さんって、なんというおしゃれな3人。
大樹 人気があるのは小松さん演じるレオなんだけど、曲を書いているのは門脇さん演じるハル。テレビとかでインタビューを受けていても才能を絶賛されるのはハルの方だから、レオは機嫌を損ねてその場を飛び出したりするんだよ。すごく生意気なの。
寛太 俺みたいですね!……嘘です(笑)。
大樹 浜松、大阪、新潟、北海道のライブハウスをまわるツアーだから車中のシーンが多くて、その雰囲気もまたいいんだよね。行く先々ですぐにケンカをするんだけど、どうせもうすぐ他人だしな、っていうトーンもまた絶妙で。