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LiPPS、『シブヤノオト』に単独出演 『デレステ』から誕生したユニットの魅力を改めて紐解く

リアルサウンド

19/11/16(土) 20:30

 本日11月16日に放送される音楽番組『シブヤノオト』(NHK総合)に、音楽ゲームアプリ『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』内で結成された5人組ユニット・LiPPSが出演し、「Tulip」をパフォーマンスする。

 LiPPSは、速水奏役の飯田友子、塩見周子役のルゥティン、城ヶ崎美嘉役の佳村はるか、宮本フレデリカ役の高野麻美、一ノ瀬志希役の藍原ことみからなるユニットで、楽曲は2016年1月31日にゲーム内で配信され、5月18日には『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 02 Tulip』としてCD化も果たした。

 筆者も『アイドルマスター シンデレラガールズ』を含むアイマスシリーズの楽曲に魅せられたうちの一人なのだが、まさかLiPPSが地上波の番組に出ることになるとは夢にも思っていなかった。なぜなら、彼女らは、ゲーム内のいわゆる“王道アイドル“とは少し毛色が違ううえ、個性的な性格のキャラクターが集まった特異な集団であるからだ。

 しかし、作品内での思わず笑ってしまうトリッキーな掛け合いと、そんな5人がシリアスかつセクシーに歌い上げるというギャップや、石濱翔(MONACA)の手がける、エレクトロクラッシュを取り入れ、イントロとブリッジのスラップベースが頭から離れない(ちなみにベースを弾いているのはKIRINJIの千ヶ崎学だったりする)楽曲は、多くのファンを魅了している。

 たとえば、同シリーズのファンであり、楽曲提供も行なっているクラムボンのミトは、楽曲について「最近は石濱くんの作った『Tulip』に衝撃を受けたんですけど、この曲は『今日日、アイドルアニメコンテンツにここまでエレクトロクラッシュを入れるのか!」というくらいのファンキー度で……」と、自身もベーシストであるがゆえの着眼点から絶賛している。(参考:クラムボン・ミト×『アイマス』サウンドP内田哲也が語る、アイドルアニメ・ゲームに“豊潤な音楽“が生まれる背景

 同じ対談でミトが指摘するように、『アイマス』楽曲の魅力はある種の揺らぎや生っぽさがグルーヴとして存在すること(対談内では「初期ハロプロ的な生感」という言葉も飛び出す)だったりする。そう考えると、異色のユニットではあるものの、「Tulip」のようにファンキーな楽曲がパフォーマンスされるというのは、作品の“個性“を理解してもらう入り口として、適切なキャスティングといえるだろう。

 出演発表時の盛り上がりも凄まじいものだったが、ライブでも披露され、その度にダンスや歌も進化している5人と「Tulip」は、きっと『アイマス』ファン以外にも強烈なインパクトを残してくれるはず。少しでも心が動いたのなら、これを機に、まだまだ音楽面で進化し続ける同シリーズの他楽曲も聴いてみてほしい。(中村拓海)

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