『エンドレスジャーニー展　～終わらせたい、強いられた旅路～』が、12月18日から東京・秋葉原の3331 Arts Chiyoda 1階メインギャラリーで開催される。

国境なき医師団日本が、生きるために移動を強いられた人びとの現状と、国境なき医師団の医療援助活動についての理解促進を目的として開始した広報キャンペーン『エンドレスジャーニー ～終わらせたい、強いられた旅路～』。共通コンセプトに「強いられた終わりの見えない旅路『エンドレスジャーニー（Endless Journey）』を終わらせたいというメッセージ『エンドディスジャーニー（End This Journey）』」を据え、動画、特設サイト、展覧会を通じて情報発信していく。

地中海、アフリカ・チャド湖周辺、シリア、ロヒンギャ難民、中米の5つの人道危機に焦点を当てた同展では、旅路をなぞる展示や、谷川俊太郎が国境なき医師団のために書き下ろした詩と美術作家・諸泉茂のコラボ作品を展開。さらに各地が抱える医療ニーズや、実物のテント式手術室、四輪駆動車、人びとが生きるために使用していた道具、直筆の絵なども紹介される。

会期中には連日スタッフによるギャラリーツアーが行なわれるほか、12月21日にはいとうせいこうによるトークイベント、フォトグラファーの渋谷敦志と国境なき医師団の手術室看護師・白川優子によるスライドトークを実施。参加方法などの詳細は国境なき医師団の特設サイトで確認しよう。