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ukka、4人の力を合わせて羽ばたいたZeppツアー終幕!次回ワンマンは舞浜アンフィシアターで

ナタリー

「ukka New Style Zepp Tour『WINGS~スタートライン~』」東京・Zepp Tokyo公演の様子。

ukkaのZeppツアー「ukka New Style Zepp Tour『WINGS~スタートライン~』」が6月20日に東京・Zepp Tokyoでファイナルを迎えた。

ukkaは3月に「ukka New Style Zepp Tour『WINGS~スタートライン~』」をスタートさせたが、2公演目の福岡公演を前にメンバーの水春が脱退し、ツアーの途中から4人体制でライブに臨むことに。短い期間の中でのフォーメーションや歌割りの変更に苦労しつつも、ファンやスタッフに支えられながら各公演を成功させ、その総決算となるファイナルではほかの公演とは異なる構成や演出で観客を楽しませた。この記事ではニコニコ生放送での生中継も行われた第2部の様子をレポートする。

壮大な雰囲気の「Overture」が流れる中、純白の衣装に身を包んでステージに現れたukkaはこのツアーのテーマソングとも言える新曲「WINGS」でライブの幕を開け、堂々とした力強い歌声をZepp Tokyoに響かせる。続いて自己肯定感あふれるダンスナンバー「わたしロマンス」で会場に集まったファンのテンションを高めた4人は、いつも通りの飾らない笑顔で挨拶。茜空が「Zeppツアー最後だから、皆さん悔いなく全力で楽しんで、『明日仕事行けないよ』って思うくらい出し切ってもらえたらと思います」と客席とカメラに向かって呼びかけたあと、4人は「ウノ-ウノ」「恋、いちばんめ」などのポップソングを連発して観客を踊らせた。

ライブ中盤にはツアーを通して1曲ずつお披露目されてきた各メンバーの“フィーチャー曲”が一挙にパフォーマンスされる。川瀬あやめフィーチャー曲「ファンファーレ」でエネルギッシュなステージが繰り広げられたかと思えば、芹澤もあフィーチャー曲「Party goes on.」ではまったりとした心地よい空気感で会場がいっぱいに。さらに軽快なピアノの音色が印象的な茜のフィーチャー曲「ガールズナイト」、ダンサブルな村星りじゅフィーチャー曲「Shining City Lights」と続き、音楽を通してメンバーの“四者四様”な個性が表現された。そしてラストスパートのブロックになると、ukkaは「キラキラ」「それは月曜日の9時のように」などの人気曲を惜しみなく畳みかけたのち、ライブアンセム「リンドバーグ」を披露。客席を大きな一体感で包み込んだ。

アンコールではメンバーが黒のツアーTシャツに着替えて登場し、明るいムードのアッパーチューン「まわるまわるまわる」「エビ・バディ・ワナ・ビー」を立て続けに歌唱。「まわるまわるまわる」の曲中には茜がGoProカメラを手にしてスクリーンに自撮り映像を映し出す。「エビ・バディ・ワナ・ビー」の終盤には4人が横1列になって手をつなぎ、弾けるような笑顔を浮かべてステージ上でジャンプした。

その後、観客と記念撮影したukkaは、ツアーの感想をしたためた手紙を1人ずつ読み上げていく。村星は「Zeppツアーは3月の北海道公演から始まって、水春が脱退して4人になって。歌う場所も増えて、ちゃんと歌えるか、歌詞が抜けないかとかいろんなことがすごく不安でした。福岡から4人での公演が始まり、大阪公演でフォーメーションを全部直して、そして名古屋と進んできて、ツアーを通して4人でたくさん話し合って、いろんなことにしっかり向き合って力を合わせることができました」とこの3カ月を振り返り、茜は「スタッフさんも皆さんもメンバーのみんなも、全部まとめてチームukkaが大好きです。またみんなと楽しいライブをしたいと思っていて、たくさん練習して、たくさん失敗して……たくさん怒られてズタボロになるんですけど、私は皆さんに会えるとうれしくなって回復するから、また会えるのを楽しみにがんばります。Zeppツアーという素敵な景色をありがとうございました。至らない点もたくさんありますが、これからもukkaの応援、そして水春の応援をよろしくお願いします」と涙ながらに感謝の気持ちを口にした。

続く芹澤も涙をこらえつつ、「すごく不安になることもあったんですけど、こうやってライブをやると楽しくて、ukkaにいてよかったなとか、もっともっとがんばろうという気持ちになります。このZeppツアーではたくさんのことを学ばせていただいて、自分のフィーチャー回ではこれまでで一番なくらいMCも歌も全部緊張したんですけど、そこをみんなで乗り越えていって、こうやってたくさんの方に観てもらうことができて本当にうれしいです。ukkaはまだまだ続いていって、ここで終わりじゃないので、次のステージに行ったときもまた観に来てください」と凛とした表情で挨拶。川瀬は「『もうukkaは応援できないな』とか、『4人じゃダメだな』という言葉が私たちの耳にも直接届いてきていて……一生懸命がんばってフォーメーションチェンジとかしているのに、なんで気付いてくれないんだろう、ライブを観てくれさえすれば届られるものがあるのになという気持ちが本当に大きくて。今もそう言われてしまうかもしれないですけど、今日のZepp Tokyoも本当に楽しくて、『4人でもいけるじゃん!』と思ったんですよ」と自身が感じた葛藤と自信をさらけ出し、観客から盛大な拍手を浴びた。

4人それぞれが胸の内を伝え終えると、会場のスクリーンに告知映像が流れ始め、11月23日に千葉・舞浜アンフィシアターでワンマンライブが行われること、そこに向けて新メンバーオーディションが開催されることが明らかに。ukkaの行く末への期待を膨らませる発表を受け、客席からは再び温かい拍手が沸き起こった。そしてukkaは「本当にやだ!」とツアーの終幕を惜しみつつも、「タリルリラ」をラストナンバーとしてパフォーマンス。困難な道のりでもあった「ukka New Style Zepp Tour『WINGS~スタートライン~』」を晴れ晴れとした表情で締めくくった。

ukkaは7月28日に1stミニアルバム「T.O.N.E」をリリース。この作品は「ファンファーレ」「Shining City Lights」「ガールズナイト」「Party goes on.」「WINGS」の5曲入りで、各音楽配信サイトおよびストリーミングサービスでは先行配信が始まっている。

ukka「ukka New Style Zepp Tour『WINGS~スタートライン~』」2021年6月20日 Zepp Tokyoセットリスト

第1部

01. Overture
02. WINGS
03. 帰れない!
04. さいしょのさいしょ
05. ウノ-ウノ
06. 恋、いちばんめ
07. ファンファーレ
08. Party goes on.
09. ガールズナイト
10. Shining City Lights
11. 灼熱とアイスクリーム
12. それは月曜日の9時のように
13. 時間。光り輝く螺旋の球。
14. リンドバーグ
<アンコール>
15. まわるまわるまわる
16. エビ・バディ・ワナ・ビー
17. タリルリラ

第2部

01. Overture
02. WINGS
03. わたしロマンス
04. さいしょのさいしょ
05. ウノ-ウノ
06. 恋、いちばんめ
07. ファンファーレ
08. Party goes on.
09. ガールズナイト
10. Shining City Lights
11. キラキラ
12. それは月曜日の9時のように
13. 時間。光り輝く螺旋の球。
14. リンドバーグ
<アンコール>
15. まわるまわるまわる
16. エビ・バディ・ワナ・ビー
17. タリルリラ

ukka New Style LIVE2021 "WHEEL of FORTUNE"

2021年11月23日(火・祝)千葉県 舞浜アンフィシアター

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