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『ムーラン』吹き替え版主演に、元宝塚トップスター・明日海りお 小池栄子が魔女役に

ぴあ

20/3/20(金) 4:00

『ムーラン』吹き替え版キャスト (c)2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

ディズニー・アニメーションのヒロインのイメージを変えた唯一無二の存在といえる“ムーラン”。公開が延期されていた、その実写版が、5月22日(金)に全国公開される。この度、日本語吹き替え版でムーラン(リウ・イーフェイ)の声を演じるキャストに、元宝塚男役、明日海りおが抜擢。また、実写版オリジナルキャラクターである魔女シェンニャンの吹き替えを小池栄子が務めることが決定した。また、あわせて吹き替え版予告も公開された。

本作はリウ・イーフェイの他にも、コン・リー、ジェット・リー、ドニー・イェンと世界で活躍し、アクションにも定評がある実力派俳優陣が脇を固めている。監督を務めるのは、ニュージーランド出身の女性監督ニキ・カーロ。女性主人公のストーリーを女性監督がどのように完成させたのかに注目が集まる。

2019年11月の宝塚歌劇団退団後、初めての仕事がディズニー映画最新作の日本語吹替となったという明日海は、語りだしたら1週間は止まらない!というほどのディズニー好きだという。今回のムーラン役抜擢については、「『もしディズニーの吹替のオーディションがあれば是非エントリーしたいです!』と事務所の人に伝えようと思っていたときに、ちょうど『ムーラン』のオーディションの連絡が来て、鳥肌が立ちました」と、宝塚退団後の運命的なタイミングで本作のオファーがあったことを明かした。

宝塚での経験はアフレコにも活かすことができたようで、「戦いのシーンも多く演じてきているため、力強いかけ声や、『ハァ~!』とか『フッ!』などの息遣いにはすごく役に立ったのではないかなと思います」と語っているが、反対に「女の子としてムーランが生活しているときに、不自然さが漂ってしまって、男に扮しているときの声がすごく馴染むというか、リラックスしてしまう時があるんです。ムーランが一生懸命男の人に混じって、男として振舞うことの健気さとか初々しさがなくなってしまい、ムーランと逆転してしまうような現象が起きてしまいましたね」と、男役を長く演じてきた明日海ならではの苦労もあったという。

さらに、魔法を持つことで人々から疎んじられ、自分の居場所を求めて敵に加担する魔女シェンニャン役の声を担当し、ディズニー作品初の吹替参加となる小池は、「夢だったので 嬉しかったです! 魔女役はやりがいがあります」と意気込みを語った。

シェンニャンは、 ムーランが葛藤を抱えていることに気づき、共感を覚えて近づいていくことで、ムーランが変わっていくきっかけとなる重要なキャラクター。 小池はシェンニャンについて、「過去に国を追い出され、孤独な魔女として生きている中で、ムーランと出会うのですが 、『本当の自分はこんな風ではなかった』と葛藤しながら、ときには姉のように、 ときには母の様にムーランを導くんですよ 。シェンニャンって、実はとっても優しくて愛情深い人だったんだろうなぁと思いました。私も声をあてながら、ウル ウルッと泣きそうになってしまいました」と、“魔女”という複雑な役柄ながらも共感できる深みのあるキャラクターだと魅力を語っている。

ウォルト・ディズニー・ジャパンの担当者は、ふたりの起用理由を、「愛する者のために男と偽り兵士になった少女ムーランの役は、訓練のシーンなど男っぽい声色で演じる部分が多く、大変難しい役柄です。宝塚歌劇団で男役トップスター として活躍してこられた明日海さんであれば、魅力あるムーランを演じることができると思いオ―ディションをお受けい ただきましたところ、見事突破されました。小池さんは、映画やドラマでの信頼できる演技力と、幅広い世代から支持されている点、また魔女を演じる女優のコン・リーに負けない強さと優しさを併せ持った方であるため、オファーいたしました」と語った。

公開された吹き替え版予告では、オーケストラの演奏による名曲『リフレクション』をバックに、吹き替えを務めるキャストたちの演技を確認できる。

『ムーラン』
5月22日(金)全国公開

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