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“性を描いた学園ドラマ”に秘められたメッセージ 『セックス・エデュケーション』キャストが明かす

リアルサウンド

20/1/19(日) 15:00

 1月17日より配信が開始されたNetflixオリジナルシリーズ『セックス・エデュケーション』。主演のエイサ・バターフィールドやエマ・マッキーら主要キャストたちが、本作のメッセージ性について語った。

参考:Netflix『セックス・エデュケーション』S2予告編公開 念願の“童貞卒業”を前にトラブル発生!?

 本作は、“童貞なのにセックス・カウンセラー”という斬新な設定で人気を博し、異例の早さでシーズン2製作が決定した英国発ドラマ。性の知識は豊富な高校生が、同級生の様々な性の悩み相談に奮闘する姿を描く。

 主人公オーティス(エイサ・バターフィールド)は、セックス・セラピストの母ジーンの仕事柄、セックスマニュアルやビデオ、赤裸々な会話に囲まれてうんざりしつつ育った高校生。おかげで性の知識だけは人一倍豊富だが、実は経験がなく童貞で人付き合いが苦手な陰キャタイプ。ある日、学校で母親の職業がバレるが、逆に人気者になれるチャンスとひらめく。自由奔放な女子メイヴ(エマ・マッキー)と組んで、性の悩み相談クリニックを開き、学校内で一躍注目を浴びていくことになる。

 主演のバターフィールドは「実は、このドラマが教えてくれるのは、“他人と自分を比べてはいけない”ということなんだ。自分は他人と違うのでは?と悩む必要はない。違うのはとてもノーマルなことだし、人生は学びながら生きるものだからね。それが一番重要なレッスンだよ」と、深く優しいメッセージが込められていると打ち明けた。さらに、オーティスの親友でゲイであるエリックを演じるンクーティ・ガトワも「“君は自分で思っている以上に強い人間だ”というメッセージが込められているんだ。誰しもが自分では気づいていない力を持っていると思うんだよ。色んなキャラクターがそんな面を見せてくれるから、観る人も、自分の中に何かを見つけることができるはずだよ」と説明する。

 そして、メイヴ役のマッキーも「セックスというのは私的な問題だから、それについてオープンに語らなければならない、ということもない。競争でもないし、いつまでにセックスを体験しなければならないというきまりもないんだ、っていうことを教えてくれると思うの」と見解を語る。続けて、「コメディ調であることが、シリアスなテーマを扱うことの一助になっていると思うわ。“自分を大切にすることが重要だ”っていう大切なメッセージが込められているのよ」と語り、性というテーマをコメディチックに描きつつも、その中にそっと大事なメッセージを込めることで、観る者に自然と伝わる描き方になっていることを明かした。(リアルサウンド編集部)

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