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フローレンス・ピューがグレタ・ガーウィグの演出について語る 『若草物語』インタビュー映像公開

リアルサウンド

20/6/10(水) 17:41

 6月12日より公開される映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。本作に出演したフローレンス・ピューのインタビュー映像が公開された。

参考:ティモシー・シャラメがシアーシャ・ローナンを語る 『ストーリー・オブ・マイライフ』特別映像

 19世紀を代表する女性作家、ルイーザ・メイ・オルコットの世界的ベストセラー小説『若草物語』を、『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督が新たに映画化した本作。主演を務めたシアーシャ・ローナンをはじめ、ティモシー・シャラメ、エマ・ワトソン、ローラ・ダーン、メリル・ストリープらが共演している。

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』フローレンス・ピュー インタビュー映像
 日本でもヒットを記録した『ミッドサマー』で主演を務め、11月6日に公開されるマーベル・スタジオ最新作『ブラック・ウィドウ』にも出演しているピューが本作で演じているのは、画家を目指し、「お金持ちになる」という強い決意を持った、美しく聡明なマーチ家の末っ子・エイミー。ピューは今回の映画化にあたり、ガーウィグ監督が行った“現代的解 釈”の中で、一番好きな点は四姉妹たちの“会話劇”だという。その理由として、「グレタは4姉妹を従来の型にはめたくなかった」「グレタは本当にすごくて、最初から言ってた。“どこにでもいるような女子よ、出身や時代は関係ない驚くほど知性的で創造的で、とても親密な女子同士が相手が何か言い終わるのを待ってるはずがない。姉妹なんだから”」と演出されたことを振り返り「だから(ピュー自身も)できる限り現代的で普通に聞こえるように、言葉遣いには最初からこだわった。会話が絶え間なく続いてて、相手が言い終わる前にもう話し始めてる。だからスリリングなの。グレタが本作に加えた現代的な解釈の中で私が一番好きな点はそこよ」と明かしている。

 1868年に初めて出版されて以来、世界中の国々の様々な時代で、数え切れないほどの形で命を吹き込まれてきた『若草物語』。ピュー自身も最初は「怖気づきそうな企画よ。キャストは実力派揃い、原作は名作だもの」と緊張したという。しかし、「グレタはそんな緊張感を取っ払って心地よい場にしてくれた」「常に衣装でいるのは大変だろうからと息抜きできる時間が必ずあった」と監督と脚本を手がけたガーウィグに感謝を述べ、「グレタは真実味とリアルさにこだわってた」「その一方で遊び心があり、あえて不完全にすることで美しいショットやクライマックスが生まれた」と絶賛している。 (リアルサウンド編集部)

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