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佐藤大樹&佐藤寛太の 映画の処方箋、お出しします!

大樹&寛太が選ぶ2019年のベスト3!

月2回連載

第32回

19/12/28(土)

今回は、2019年最後の回ということで、昨年に続き、大樹さん・寛太さんそれぞれに、“2019年のベストムービー3本”をお聞きしてみました。ふたりの心に響いた選りすぐりの作品とは……!?

佐藤大樹が選ぶ2019年ベスト3!

第1位!

『蜜蜂と遠雷』

(C)2019映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

大樹 役者さんたちのお芝居も映像も音も素晴らしくて、映画館で観て本当に良かった!と思えた、ピアノコンクールが題材の作品を1位に選びました。

挫折を経験したかつての天才少女、人気も実力もあるエリート、“ピアノの神様”からの推薦状を持ったミステリアスな少年、家族もいて楽器店で働きながら夢を諦めていないサラリーマン。それぞれのストーリーがすべて素晴らしくて、もっと観たくなったくらいです。原作には詳しく書かれているみたいなので、読んでから観た人の感想も気になりましたね。

心に残ったのは、広瀬すずさんがスカウトして俳優になったという鈴鹿央士くん。想像もつかないような才能を隠し持っている少年役にぴったりで、演奏シーンにも惹きつけられました。名門の音楽院に通っている役を演じた森崎ウィンさんも、誰にも似ていないお芝居と流暢な英語で素晴らしかったです。

こういう映画に出てみたいなと思ったけど、ピアノは無理かな、と(笑)。今年の映画賞を獲りそうな作品だと思います!

佐藤寛太が選ぶ2019年ベスト3!

第1位!

『アベンジャーズ/エンドゲーム』

(C)Marvel Studios 2019

寛太 これまでのシリーズをすべて観てきたマーベル好きの僕にとって、絶対に外せない作品。まさに堂々の最終作でしたね。

マーベルファンとしていろいろなところでお話しする機会もあって、“正解”を求めて他の人の感想を読んだりすることもだんだん増えていました。でも『エンドゲーム』を観て“正解”はひとつじゃなくていいし、観た人それぞれの解釈でいいんだ、と自然に思えたんですよ。例えば自分の解釈が評論家の人の解釈と違っていても全然いい。そんな風に、映画を自由に観ることの楽しさをあらためて感じさせてくれた作品かもしれません。

配信系の作品も強い時代に、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)という巨大で緻密な世界観を作って成功させたのも、すごいことですよね。そういう意味ではこれからの映画界の可能性や、俳優って夢がある仕事なんだなとあらためて感じさせてくれたエンタテインメントです。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』 MovieNEX情報
http://shonen-movie.com/bddvd/index.html

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