8月31日放送の『Qさま!! 3時間SP』（テレビ朝日系）に、インテリ坂道軍団として乃木坂46の北川悠理、欅坂46の原田葵、日向坂46の渡邉美穂が出演する。

　『Qさま』のMCは、産休に入っている優香のピンチヒッターとして乃木坂46の高山一実が4月から新MCを務めており、乃木坂46から番組常連の山崎怜奈、さらに乃木坂46の卒業生でありテレビ朝日のアナウンサーである斎藤ちはるもインテリ坂道軍団として参加。卒業生と現役メンバーを合わせ、6人の坂道メンバーが総出演することになる。中でも注目を集めるのは、各グループを代表する北川、原田、渡邉の3人だろう。

　アメリカ・カリフォルニア州出身の帰国子女としてお披露目から流暢な英語を話していた北川。今回出演に際し、番組サイトにて慶応義塾大学在学中であることが公表されている。つまり、今年春に大学を卒業した山崎の後輩にあたる。放送でも2人の絡みが見られるのではないだろうか。先日、高山が出演した『乃木坂46のオールナイトニッポン』（ニッポン放送）では、『Qさま!!』のオンエアについて「見どころたくさんなので観てください」と話したい気持ちをぐっと飲み込みながら告知。すでにグループ内で話題になっているのか、パーソナリティーを務める新内眞衣も「悠理ちゃん出るやつ？　楽しみ！」と笑顔を見せていた。『乃木坂工事中』（テレビ東京系）や『ノギザカスキッツ』（日本テレビ）では、マイペースかつ温かな雰囲気で唯一無二の世界観を放つ北川が、『Qさま』に挑む姿は必見。彼女にとって新たな扉を開けるきっかけになるかもしれない。

　学業専念のため1年2カ月の間活動を休止し、昨年7月に開催した『欅共和国2019』で活動を復帰した原田は、現在、有名私大に在学中。昨年9月にもインテリ坂道軍団として乃木坂46の中田花奈、日向坂46の佐々木久美が出演しており、そこから唯一続投となったのが彼女だ。「Qさま!!軍団」と「QuizKnock軍団」相手に大健闘を果たした前回。とはいえ「難読漢字ケシマス」でパニックになり、時間をロスする場面があったのは事実だ。前回はお姉さんメンバーに囲まれた中での出演であったが、今回は北川、渡邉と同世代ということもあり、原田が経験者としてリードしていく立場にある。リベンジを果たすことができるか。

　今年6月に『日向坂で会いましょう』（テレビ東京）の企画「リモート学力テスト」にて、MCのオードリー・若林正恭が「こういうのってクイズ番組呼ばれるからね。関係者見てるから、こういうの」と話していた通り、ペーパーテストにて4位の成績を収めた渡邉が今回の放送への出演を見事ゲットした。渡邉はテストの社会でグループトップの成績を叩き出し、国語も2位、理科と一般常識も3位と全体的に高得点を獲得している。早押しクイズでも、問題を先読みし「クーリングオフ」で正解。そんな渡邉に若林は「これでまた劇団ひとりさんに会えるかもね」と言葉をかける。渡邉は今年2月に『クイズ！あなたは小学5年生より賢いの？』（日本テレビ系）に佐々木美玲と出演し、番組史上初の1問目敗退。再三にわたり救済システムをアピールしていたMCの劇団ひとりを振り切った結果の不正解であったため、猛勉強を重ね、2人はその2カ月後にリベンジするべく再び番組に登場。8問目まで正解する成長を見せた。果たして、今回の『Qさま』の出演も『日向坂で会いましょう』のネタにされてしまうのか。

　また、このインテリ坂道軍団の出演が昨年9月に引き続き、2年連続というのも今後に期待を持たせる枠である。グループ活動を休止し、東大を目指していた日向坂46の影山優佳を筆頭に、まだまだインテリメンバーは控えている。今後は『Qさま』への出演が坂道メンバーの新たな指標になっていくかもしれない。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター／編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter