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チャップリンの名作を舞台化した音楽劇『ライムライト』が開幕

ぴあ

19/4/9(火) 0:00

喜劇王チャールズ・チャップリンが残した数ある名画の中でも、晩年の傑作との呼び声高い『ライムライト』。その世界初の舞台化として話題を集めた2015年初演の音楽劇『ライムライト』が再演の運びとなり、本日4月9日(火)に開幕する。チャップリン研究家として知られる大野裕之が、原案となった小説『フットライト』からもエピソードを盛り込んで書き上げた上演台本を、荻田浩一(演出)と荻野清子(音楽・編曲)が立体化した抒情的な音楽劇だ。

舞台は1914年のロンドン。落ちぶれて酒浸りの日々を送る老芸人のカルヴェロは、ガス自殺を図ったバレリーナのテリーを助け、彼女をふたたび舞台に戻そうと懸命に支える。彼の励ましで意欲を取り戻し、花形ダンサーとなったテリーは、かつて想いを寄せたピアニストのネヴィルと再会。若いふたりを結びつけようと姿を消すカルヴェロだったが、ロンドン中を捜し回ってくれたテリーの愛と熱意に突き動かされ、やがて再起を懸けた舞台に挑む ──。

見どころは何といっても、まだまだ若々しく爽やかなイメージの強い石丸幹二が演じる“老”芸人。カルヴェロの芸が歌で表現されるシーンでの、石丸の繊細極まりない歌声は必聴だ。高度なバレエテクニックを要するテリー役は野々すみ花から実咲凜音へ、そしてネヴィル役は良知真次から矢崎広へとそれぞれバトンタッチ。そのほか、吉野圭吾、植本純米、保坂知寿ら、初演からの続投となる実力派キャストが脇を支える。

シアタークリエにて4月9日(火)から24日(水)まで上演した後、大阪、福岡、愛知で公演を行う。

文:町田麻子

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